「『進撃の巨人』の車力の巨人に似ている」は名誉毀損、ネットユーザーに賠償命じる判決―台湾

Record China    2023年11月22日(水) 21時0分

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21日、台湾メディアの台視新聞網は「『車力の巨人に似ている』は名誉毀損(きそん)、ネットユーザーに罰金の判決」と題する記事を掲載した。

2023年11月21日、台湾メディアの台視新聞網は「『車力の巨人に似ている』は名誉毀損きそん)、ネットユーザーに罰金の判決」と題する記事を掲載した。

記事によると、某SNSである女性の投稿を見たネットユーザーが「『進撃の巨人』の車力の巨人に似ている」とコメントしたところ、怒った女性が裁判を起こし、同コメントを投稿したネットユーザーには名誉毀損罪で1万2000台湾ドル(約5万6000円)の支払いを命じる判決が下された。また、同コメントに同調した別のネットユーザーにも性的な意味をほのめかすコメントを残したとして、25日間の拘留と2万5000台湾ドル(約11万7000円)の支払いを命じる判決が言い渡されたという。

記事は、「日本の人気アニメ『進撃の巨人』は11月初旬に正式に完結を迎え、多くのファンが涙した。作中で地面をはい回る車力の巨人は、独特な見た目をしているため多くの人にとって印象深い」とした上で、「このたびの訴訟について多くの人は、車力の巨人は顔がとても長く、見た目が似ていると形容するのは不適当で、人によって冗談を受け入れられる程度は異なるため、普通ならこのように他人を中傷することはないと考えている」と伝えた。

そして、「あるネットユーザーは、車力の巨人は“検察公認の醜さ”を持つ存在となったと冗談めかしてコメントした。しかし一方で、車力の巨人は中身が美しく、知性があり、見た目が良いか悪いかは見る人によって違うとする声もある」と紹介した。

本件について、弁護士の黄柏栄氏は「他人を車力の巨人のようだと形容するのは単なる中傷ではなく、侮辱および名誉毀損に該当すると裁判で判断されたのだろう」と述べている。(翻訳・編集/柳朱音

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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