中国工業・情報化部情報通信管理局の王鵬（ワン・ポン）一級巡視員は20日に湖北省武漢市で行われた2023年中国5G＋インダストリアル・インターネット大会で、「現在、全国では『5G＋インダストリアル・インターネット』のプロジェクト数がすでに8000件を超えており、5Gは生産現場のモニタリングや工場エリアのスマート物流といった周辺の補助的な作業から、設備の遠隔操作や設備の協同作業といった中核的な制御作業へと浸透している」と説明した。

【その他の写真】

同大会では、「2023年5G工場リスト」が発表され、計300プロジェクトが選出されリスト入りした。業界分布を見ると、同リストにある5G工場は国民経済の大分類のうち24大分類をカバーしている。

インダストリアル・インターネット連盟が企業の報告によるリストのデータに基づいて計算したところ、5G工場300か所の投資総額は100億元（約2000億円）近く、企業の質向上・コスト削減・収益増加、グリーン・安全・発展などの面における促進的役割が明らかだった。

同連盟の「5G工場シードプロジェクト」に基づく統計によると、今年9月末現在、全国で5G工場プロジェクトが1800件以上あり、29の省（自治区・直轄市）に広がり、設備製造、電子設備製造、石油化学工業、港湾など10の「5G＋インダストリアル・インターネット」重点業界をカバーしたほか、非鉄金属や材料などの業界もカバーし、プロジェクトのタイプは製造ライン、製造現場、工場など各レベルを含んでいる。（提供/人民網日本語版・編集/KS）