中国・江蘇省青少年書画協会の事務長を務める万里君（ワン・リージュン）氏は、新聞記者などの経歴を持つ芸術家だ。その作品は多くの学校や博物館、芸術関連機関に収蔵され、展示の場は海外にも広がる。

【その他の写真】

万氏は南京大学の中国語学科と美術研究院を卒業。新聞記者やテレビ番組の司会者として働いたほか、雑誌社の社長にも就いた。

絵を描くことは幼い頃から好きだったという。長期にわたって多くの著名画家から指導を受け、現代山水画の大家である華拓（ホア・トゥオ）氏に弟子入りして鍛錬を積んだ。

華氏によると、万氏が絵を習得する上で独特の強みとなったのが、文学的な教養の深さだ。華氏は万氏の作品を「詩の味わいに富み、感情を備え、趣が際立っている。清新かつ古風な上品さだ」と評価。そして、万氏が持つ文学的な才能、詩のような情緒によって万氏の特色と風格が形成されたと指摘した。（取材/Record China）