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18日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、「中国と米国はどうして互いに必要なのか」と題した記事を掲載した。資料写真。
2023年11月18日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、「中国と米国はどうして互いに必要なのか」と題した記事を掲載した。
記事は、米サンフランシスコで開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の傍らで、中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席とバイデン米大統領が1年以上ぶりに直接会談したと紹介。会談後には習主席の専用車「紅旗」を見たバイデン大統領が「私のビーストみだいた」と興味を示し、習主席が車内を見せる一幕があったことを紹介するとともに、中国製の国家元首専用車が米国の街を走るのは今回が初めてだったことを伝えた。
また、政治学が専門である辜学武(グー・シュエウー)独ボン大学教授が今回の米中首脳会談について「習氏は米中の2大国間関係について哲学的な説教を行ったようだ。そして習、バイデン両氏とも最終的に、協力することが唯一の活路であることをはっきり認識したようだ」と評したことを紹介。習主席が米中協力を完全に止めることはありえないと同時に、一方がもう一方を変えようと企図することも非現実的との認識を示すとともに「私と大統領は米中関係の舵取り役であり、人民、世界、歴史に対して大きな責任を負っている」と述べたとしている。
さらに、ドイツのトゥッツィング政治教育研究所の国際政治専門家、サスキア・ヒーバー氏が「従来の大国とは異なり、習近平指導下の中国は、西側諸国によって形成された構造、制度、ルールの支持を拒否し続けるだろう。しかし同時に、中国は単独で、あるいはロシアとともに世界を再構築することも不可能だ。西側世界には十分な経験、価値観、成功体験があり、容易には置き換えられない」との見解を示したことを紹介した。
記事は、米中首脳会談に対する中国メディアの報道は明るくポジティブなものであるとし、一般の中国国民でさえ、米国との良好な関係が世界的な問題を解決する鍵と認識しているようだと紹介するとともに、会談が米国の同盟国に対しても中国との関係を正常化できるというシグナルを出すものであり、すでに世界的な影響を及ぼしていると伝えた。(翻訳・編集/川尻)
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