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中国メディアの環球時報は18日、「中国の祖父母は真のフルタイムのベビーシッター」とするフランスメディア、ル・モンドの記事を取り上げた。
中国メディアの環球時報は18日、「中国の祖父母は真のフルタイムのベビーシッター」とするフランスメディア、ル・モンドの記事を取り上げた。
記事はまず、「中国の家庭では、祖父母が孫が小学校に入学するまであるいは高学年になるまでその面倒をみるのが一般的だ」とし、上海で生後9カ月になる孫娘の世話をフルタイムでしている女性、フーさん(68)の「とても疲れる。娘と義理の息子は上海の反対側に住んでいて、仕事が忙しく、週末だけ来て、平日は私たちに(子どもの世話を)任せている。孫が生まれた時から毎晩、孫が起きると私も起きる」とするコメントを紹介した。
記事は「中国では、祖父母は教育に欠かせない存在だ。中国教育学会の調査によると、中国の家庭の80%が小学校入学前に子どもを託児所に入れる。家政婦という選択肢もあるが、親から子どもを預けられるほど信頼されていない。女性が仕事を続けたいのであれば、祖父母の援助が不可欠だ」と伝えた。
記事によると、中国の祖父母らは、孫の世話に意欲を示しながらも、その「仕事」はとても大変だとの声を漏らしている。フーさんは「私は娘を産んでから3カ月後には仕事に復帰した。娘を預けた職場の託児所では、食事はありあわせのものだったけど、特に問題はなかった。だけど今の子どもたちは、塩分や油分が多いものはだめということで、わざわざ孫のために食事を作らなければならない」と話す。2人目の孫の世話をする準備はできているかとの問いには「娘はそれを考えているようだが、私には無理だ」と答えた。
記事は、中国の祖父母の多くが自分たちの「使命」を喜んで受け入れているが、いくつかの衝突も発生しているとし、2019年にある両親が子どもを相手取り、家事の対価を求めて訴えを起こしたケースに触れた。
記事は「中国では、高齢化が進む中で年金制度も改革に直面している。祖父母が子どもの教育において果たす重要な役割にも及ぶ問題だ。出産適齢期の夫婦に関する報告書によると、定年退職年齢引き上げにより、祖父母が孫の世話をする機会が減り、託児料も増加する」と伝えている。(翻訳・編集/柳川)
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