2023年11月17日、韓国・中央日報は17日、氷点下30度を下回る極寒の中、凍った川の水で洗濯する北朝鮮女性の写真を掲載した。

中国とロシアを行き来しながら北朝鮮住民の生活に関する研究資料を収集してきたカン・ドンワン東亜大学教授の新刊「北朝鮮人権、写真で叫ぶ（原題）」を紹介する記事で、同書に収録された写真の1枚だという。19年に鴨緑江でカン教授が撮影した。

カン教授は08年から16年間、中国とロシアの北朝鮮国境地域を訪ねる形で北朝鮮の文化と住民の社会生活を研究してきた。中でも鴨緑江と豆満江を挟み約1400キロにわたる中朝国境地域は、住民の生活像を近くから撮影できる「研究空間」だという。そうした写真を収録した写真集をこれまでにも数冊、出版している。

新刊は、鴨緑江と豆満江の向こう側・北朝鮮を撮影した写真を「人権」というテーマで選び収録した。北朝鮮住民の過酷な生活を世に伝えねばという使命感でシャッターを押したと、カン教授は語っている。洗濯する女性の姿のほか、金氏一家をたたえる施設と、それとは対照的に電気不足で日没後は真っ暗になる村、国境付近で軍人から検問を受ける住民らの写真などが収録されている。記事は「一枚一枚が北朝鮮住民が置かれている劣悪な人権状況を端的に示すものだ」と紹介している。

16년째 중국 및 러시아의 북한 접경지역을 찾아갔습니다.

この記事に、韓国のネットユーザーからは「21世紀にこんな暮らしをしてるなんて」「こんな現実を知っていても、金正恩（キム・ジョンウン）をかばう共に民主党」「共に民主党がまた政権を取ったら、韓国もこうなるかも」「これが共に民主党の望む世界か」「文在寅（ムン・ジェイン）前大統領が開いた本屋に送ってやらないと」「文在寅の本屋で販売すべき」「金正恩と手をつないで仲良くしていた本屋の主に必読書として推薦する」などのコメントが寄せられている。（翻訳・編集/麻江）

#강동완교수 #북한 #북한인권사진으로외치다 https://t.co/6X0giXsQjb

— 중앙일보 (@joongangilbo) November 17, 2023