＜サッカー＞中国がタイに逆転勝ち、中国ネット「とにかく勝てばよし」

2023年11月16日、新華社のSNS・微博（ウェイボー）アカウントは、サッカー2026年ワールドカップアジア2次予選で中国がタイに逆転勝ちして初戦を勝利で飾ったことを報じた。

16日夜にタイ・バンコクで行われた中国―タイ戦は、タイが前半23分にMFユーイェンのゴールで先制するも、中国は同29分にFW武磊（ウー・レイ）のゴールで同点に追いつき、後半29分には途中から入ったMF王上源（ワン・シャンユエン）が右サイドからゴール前へのパスに頭で合わせて逆転ゴールを奪い、中国が2-1で勝利して勝ち点3を獲得した。

試合前から2次予選の結果を大きく左右する重要な試合と位置付けられてきた初戦のタイ戦で鮮やかな逆転勝ちを決めた中国代表に対し、中国のネットユーザーは、相手の攻撃を再三防ぎ、果敢にボールを奪ったほか、同点ゴールのアシストをしたMF韋世豪（ウェイ・シーハオ）が最大の功労者と認識しているようで、「韋世豪にありがとうと言わせてほしい」というコメントに最も多くの賛同が寄せられた。

一方で、「武磊は決定的なシーンで2回外した。朱辰傑（ジュウ・チェンジエ）もヘディングシュートを1発無駄にした」という厳しい言葉も。ともあれ、勝利に対して「中国サッカーに観賞性は求めない。とにかく勝てばよし」「自分が見ていないと勝つみたいだな」「チャーター便ではなく定期便のエコノミークラスで移動したことでプレッシャーなく戦えたか」「中国サッカーに存在する問題は直視しなければいけないが、試合に勝つのはやっぱりうれしい」など、直接的に、あるいは風刺を交えながらも喜ぶコメントが多く見られた。（翻訳・編集/川尻）