米サンフランシスコを訪問中の習近平国家主席は現地時間16日午前、ペルーのディナ・ボルアルテ大統領と会談しました。

習主席はボルアルテ大統領に、「ペルーは南米地区で重要な国であり、最も早く新中国と国交樹立した南米の国の一つでもある。両国は国交を樹立して半世紀以来、双方の核心的利益と重大な関心事について互いに理解し合い支持し合ってきた。双方の協力は安定して前向きに発展してきた」と高く評価した上で、「今年は中国とペルーの全面的戦略パートナーシップ樹立10周年に当たる。これまでの10年間を振り返れば、われわれは豊かな協力の成果を収めてきた。中国はペルーにとって最大の貿易パートナーであり、ペルーは中国のラテンアメリカにおける2番目に大きな投資先だ。両国の『一帯一路』の共同建設における協力は着実かつ急速に進展している。両国の協力はそれぞれの国を振興させ、両国民に確実な幸せをもたらしている」と述べました。

習主席はさらに、「新しい情勢にあって両国関係を発展させることは、両国の共通の利益と両国民の共通の願いに合致しているだけではなく、アジア太平洋の健全かつ安定した発展や開放型の世界経済の維持にとっても重要な意義がある」と強調しました。

習主席は、中国はペルーが2024年アジア太平洋経済協力会議（APEC）非公式首脳会議を主催することを支持すると示し、ペルー側との意思疎通を強め、APEC協力が新しい進展を遂げるよう促し、アジア太平洋地区の経済回復と長期的な発展、アジア太平洋運命共同体の構築に新たな貢献をすることに期待を寄せました。（提供/CRI）