中国国家文物局はこのほど、「水中考古学業務規定（2023年）」（以下、「規定」）を発表し、水中遺跡調査の標準化を求めています。

国家文物局によると、同「規定」は国内外の水中考古学の実践に基づいてまとめられたもので、中国の水中考古学が確立されてから30年以上にわたる理論と実践を結びつけた結果であり、水中遺跡調査を指導する規範的文書でもあります。「規定」の制定と普及は水中遺跡調査業務の標準化と、水中文化財の保護を強化する上で重要な役割を発揮し、中国の考古学の科学的かつ秩序ある発展にとって重要な意義があると見られています。

同「規定」は中国の水中遺跡調査に対して定められた初の業界標準として、技術的基準を強く打ち出し、文化財保護の原則の強調、発掘成果と価値の展示・利用への推進重視、安全管理の重視、作業リスクの低減といった特徴があります。（提供/CRI）