アニメ「進撃の巨人」完結編、10大伏線を分析―香港メディア

Record China    2023年11月14日(火) 21時0分

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香港のニュースサイト・香港01に10日、このほどフィナーレを迎えたアニメ「進撃の巨人」完結編の10大伏線を紹介する文章が掲載された。

香港のニュースサイト・香港01に10日、このほどフィナーレを迎えたアニメ進撃の巨人」完結編の10大伏線を紹介する文章が掲載された。(本記事はネタバレを含みます)

アニメ「進撃の巨人」The Final Season完結編(後編)が5日に放送され、正式に完結を迎えた。同文章は「主人公・エレンと調査兵団の仲間たちの物語はWIT STUDIO(アニメ制作会社)に始まり、MAPPA(アニメ制作会社)が引き継ぎ、諌山創氏が描く巨人の世界はさらに壮大な展開となった」と説明。「諌山氏が作中に散りばめた多くの伏線も、一つずつきれいに回収されていった」とし、独自にまとめた「完結編10の伏線」を紹介した。

一つ目は「タイトルの呼応」。文章は「振り返るとアニメ第1話のタイトルは『二千年後の君へ』で、時間軸としては前進し、またすべてを回想するような形で進行する。そしてアニメ第80話では、タイトルが『二千年前の君から』と第1話と呼応していただけでなく、2000年に及ぶ憎しみの原因が解明された」とした。

二つ目は「エレンの母親の死の真相」。文章は「これも完結編の中で驚きのどんでん返しが起こった。巨人を操作して母親を食べさせたのは、なんとエレン本人だった」とし、「過去と未来の境界線のない始祖ユミルの力を手に入れてから、エレンは戴冠式で女王に触れた際に未来のすべてを知り、これらがすべて未来の自分が敷いたレールであることを理解した」とした。

三つ目は「いってらっしゃい。エレン」。文章は「子どもの頃のエレンの夢の中でミカサが『いってらっしゃい。エレン』と言っていたことを覚えているだろうか?。この最大の伏線も、完結編の中で心痛む回収を迎えた」とし、「エレンの脳内に断片的に表れた記憶は、すでにエレンの定められた運命を表していたのだ」と評した。

四つ目は「ミカサの頭痛の原因」。文章は「これは始祖ユミルがミカサの頭の中をのぞき込んでいることによるものだった。エレンとアルミンの会話から、すべてが終わりを迎えるポイントとなるのがミカサだったことが分かる。始祖ユミルとミカサには誰かを深く愛したという共通点があったが、ミカサは(始祖ユミルとは異なり)大局のために愛する人の命を奪った。これにより、始祖ユミルは2000年の束縛から解放されたのだ」と説明した。

五つ目は「アルミンのセリフ」。文章は「最後の戦いから3年、世界を救ったチームは和平交渉の大使としてパラディ島に戻る。アルミンは島の人々に自分たちの物語を伝えようとするが、これと第1話でアルミンが語った『その日人類は思い出した。ヤツらに支配されていた恐怖を…。鳥籠の中に囚われていた屈辱を…』という回想的なセリフとが呼応している」と指摘した。

六つ目は「リヴァイ兵長のその後」。文章は「最後の戦いの後、リヴァイ兵長もオニャンコポンやイエレナとともに被災した難民の生活支援に当たった。リヴァイ兵長が子どもたちにキャンディーを渡す様子は、彼が初めて壁の外に来た際にピエロから子どもと間違えられてキャンディーを渡された光景を思い出させた」と評した。

七つ目は「エレンはカモメになった?」で、文章は「ミカサがエレンの墓前で座ってエレンのことを想っていると、突然鳥が飛んできてマフラーをかけてくれる。多くのファンはこの鳥がエレンの生まれ変わりではないかと考えている。そして、注意深いファンはこの鳥がトウゾクカモメではないかと分析。その英語名は“Pomarine jaeger”であり、“jaeger”すなわち(エレンの名字の)『イェーガー』なのだ」とした。

八つ目は「ミカサの結婚」。文章は「アニメのラストにミカサと夫が子どもを連れてエレンの墓を訪れる場面が描かれている。また、ミカサの葬式の際には彼女はあの赤いマフラーを撒いていただけでなく、薬指に指輪をはめていた」と指摘。「この点は漫画が完結した際にも大きな話題になったが、作者もミカサが結婚したのかどうか、相手は(調査兵団の)ジャンなのかどうかは明言しておらず、それぞれの想像に委ねられている」とした。

九つ目は「墓石に刻まれた文字の意味」。文章は「エレンの墓石には文字が刻まれていたが、逆さまにして読むと、日本語で『最愛のあなた ここで永遠(とわ)の居眠りにつく』と読める」とし、「これはミカサのエレンに対する深い愛を象徴してもいる」と述べた。

そして最後が「少年は愚者の象徴か?」で、文章は「ラストの伏線は長い年月が過ぎ、パラディ島が戦火を免れず廃墟と化した後、犬を連れた少年が、エレンが埋葬されている木を発見し、そのうろに入っていく。この少年の特徴がタロットカードの『愚者』によく似ている。同時に、『愚者』はタロットカードにおいてすべての始まりであるだけでなく終わりでもあり、『無限の可能性』という含意もある」と解説した。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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