<日本人が見た新疆>カシュガルの小学校に日本と同じ推薦図書、共通の読み物にうれしさ

Record China    2023年11月23日(木) 19時0分

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中国駐大阪総領事館が企画した新疆ツアー第二陣が9月に行われた。ツアーに参加した坂元朋則さんは新疆ウイグル自治区で見たこと、感じたことをつづった。写真はカシュガルの子ども。

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中国駐大阪総領事館が企画した新疆ツアー第二陣が9月に行われ、参加者はカシュガル古城、エイティガールモスク、カシュガル市老城区保護総合治理紀念館などを訪れた。

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ツアーに参加した坂元朋則さんは、新疆ウイグル自治区で見たこと、感じたことを以下のようにつづった。

私が中国の文芸作品に接したのは中学の国語教科書に載っていた漢詩が初めてでした。読む本が少なかったせいか、2歳上の姉の高校の国語の教科書も読みました。そこに魯迅の阿Q正伝の一部がありました。それを読んでアジア人の共通性と生活している自分の世界と異なった世界を同時に感じました。

それから約70年間、中国の作品を読んできました。毛主席の井崗山闘争の記録、矛盾論、中国革命の戦略と戦術、そして魯迅の野草題辞や短編小説は愛読書でした。

今回、60年ぶりに中国を訪れ、新疆の広い空間とこの時空の中で中国の過去と未来、私個人の過去と未来を旅していると思いました。


この写真は訪問したカシュガル第11小学校の校庭で撮ったものです。学校の推薦図書の掲示だと思われます。魯迅の「朝花夕捨」、水滸伝、ファーブル昆虫記、草原上的小木屋(アメリカの子供向け物語「大草原の小さな家」)など世界の作品があり、新疆の子どもたちの豊かな読書生活がうかがえます。これらは日本の小中学生も読んでいる本です。懐かしく、共通の読み物で育っていることをうれしく思いました。

私の次女と孫も旅行から帰り、魯迅の「故郷」が話題に上りました。話には中国に対する共通の感覚がありました。このようにして文学作品で日中両国の理解と世界の人々の理解が広がることを願います。

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