広東省の企業が11月から来年4月まで「春節休暇」、背景にあるのは―中国メディア

Record China    2023年11月14日(火) 8時0分

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10日、第一財経は、広東省の会社が「11月9日から来年4月1日まで春節(旧正月)休暇に入る」と社員に通知したことがネット上で注目を集めたことを報じた。

2023年11月10日、中国メディアの第一財経は、広東省の会社が「11月9日から来年4月1日まで春節(旧正月)休暇に入る」と社員に通知したことがネット上で注目を集めたことを報じた。

記事は、中国のネット上でこのほど、同省佛山市のアルミニウム生産企業が11月9日から来年4月1日まで「春節休暇」に入るとの情報が流れたと紹介。情報によると「仏山金世界創新アルミニウム業有限公司」が8日に社内向けに「今年は需要の縮小、生産能力過剰、薄利多売といった状況が慢性化した。会社の実情を考慮して、23年11月9日から24年4月1日まで休暇とすることを決定した」という「春節休暇通知」を出していたとし、休暇の対象は各種作業現場や品質検査部門、設備部門、完成品倉庫など6部門だと伝えた。

その上で、同社の関係者が第一財経の取材に対して「出張中で通知は知らなかった」回答するとともに、「業界で生産能力過剰が発生しており、会社の受注も減っている。一部部門で人員削減をしなければならないかもしれない。ただ、現時点では生産は継続している。注文がある限り、日常的な生産は続くはずだ」とコメントしたことを紹介している。

企業情報サイトなどによると、同社は05年の設立で、登録資本金は220万香港ドル(約4300万円)。20年現在で総従業員数は約400人、主にアルミスクラップを溶解してアルミ棒を生産しており、アルミ棒の年間生産能力は4万トン余りとなっている。

来年の春節は2月10日であり、中国政府が先日発表した公式の春節休暇は2月10〜17日の8連休となっている。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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