日本の中華風ミステリーアニメ「薬屋のひとりごと」、中国人はどう見る?―中国コラム

Record China    2023年11月12日(日) 18時0分

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8日、Q&Aサイト「知乎」にアニメ「薬屋のひとりごと」についてのコラムが掲載された。

2023年11月8日、中国のQ&Aサイト「知乎」にアニメ薬屋のひとりごと」についてのコラムが掲載された。

コラムはまず、「『薬屋のひとりごと』は日向夏氏が原作のライトノベルで、コミカライズもされており、今年10月にはアニメ化もされた」とした上で、「同作のストーリーはやや複雑だ。花街で育った薬師の猫猫(マオマオ)は後宮に仕えており、宮廷内のさまざまな陰謀や事件に巻き込まれていく話だ」と紹介した。

そして、「世界観の構築において、同作は中国人ならよく知る中華要素が含まれており、時代劇の雰囲気が濃いフィクション作品だ。高度にリメークされた紫禁城に加え、3000もの美しい後宮。同作はさまざまな時代を取り入れた宮廷の舞台を描いている」とし、「時代劇を見慣れている中国の視聴者からすると、日本人の制作する中華を題材としたアニメは特別とは言えず、新鮮味に欠ける。しかし、実際に中国の視聴者の反応を見ると、この日本式中華風作品の世界観は特別かつ新鮮さに満ちていると評価されている。同作には厳格な上下関係はなく、互いをだまし合う血なまぐささもない」と述べた。

また、「放送開始以降、同作は十分な歴史考証がなされていないことが視聴者の関心だった。最も分かりやすい例として、同作の宮廷は唐や宋を主に参考にしているが、猫猫の服装は明朝から流行し始めた漢服だ。さらには清時代に中国に伝わってきたチョコレートを猫猫が作るシーンもある」とした上で、「そもそも、ある作品の中で各時代の要素が混じり合うことは珍しくはないが、例えば“マッドサイエンティスト”というような外来語がこのような宮廷の舞台にもかかわらず使われており、違和感を覚えずにはいられない」と指摘した。

続けて、「もちろん、同作の始めには『この物語はフィクションであり、登場する人物・団体などの名称は全て架空のものです。また、特定の事件・事象とも一切関係はありません』というよく見られる免責事項が付け加えられている。同作は歴史ドキュメンタリーではないし、日本の制作者が中国の歴史を熟知することも現実的でない。漫画家は中華要素を取り込んだ作品を制作する際に、往々にして時代劇ドラマの新しい知識をそのまま使う。時間も労力も節約でき、作品を豊かにするのだから、やらない手はない」と論じた。

その上で、「この点において同作には確かに強みがある。タイムラインが入り乱れていることはさておき、建造物や人物の服装に関しては文化の流用を避けており、漫画版では中国語監修も起用されている」とし、「そのため、同作の違和感だらけな細部の考証は、娯楽作品としての適度な改編といえる。(中国の)視聴者たちは駆け引きだらけで緊張感のある宮廷ドラマを見慣れているが、このような日本的中華作品も悪くはない」と評した。

コラムは、「その他の中華ファンタジー作品と同様に、同作は中国の歴史を借用し、日本のスタイルに合わせてストーリーを紡いだ。中華ファンタジーであれ、和風ファンタジーであれ、ひいては西欧のファンタジーであれ、本質的に違いはないのだ」と述べ、「多くのネットユーザーが言う通り、間違いを指摘する前提で同作を見ること自体が間違った選択なのだ。日本アニメに含まれる中華要素のレベルが低いと不満を漏らすのなら、われわれ(中国)の時代劇は歴史をきちんと尊重できているか見てみるべきだ」と提言した。(翻訳・編集/柳朱音

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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