「新中・高齢者」の7割以上が習い事―中国

人民網日本語版    2023年11月9日(木) 7時30分
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中国の間もなく定年退職を迎える、またはすでに定年退職した高齢者を指す「新中・高齢者」の70%以上が何らかの習い事をしていることが分かった。

テンセント(騰訊)がこのほど、複数の機関と共同で発表した「中・高齢者の習い事に関するガイド2024」によると、中国の間もなく定年退職を迎える、またはすでに定年退職した高齢者を指す「新中・高齢者」の70%以上が戲曲や声楽、旅行、カメラ、ヘルスケア、礼儀作法など、何らかの習い事をしていることが分かった。「新中・高齢者」とは、経済的に安定しているほか、物質的にも、精神的にも、さらに豊かな生活を求める時間的、体力的余裕がある中高年層のことを指す。

「中・高齢者の習い事に関するガイド2024」によると、習い事が現在、「新中・高齢者」にとって自己啓発に取り組んだり、精神的に充実した生活を送ったりするための重要な手段となっている。調査では、中国の「新中・高齢者」の70%以上が何らかの習い事をしていた。習い事の目的トップ3は「知識欲を満たす」「生きがいを見つける」「友達の輪を広げる」だった。年を取ったからといって、「新中・高齢者」の知識欲が衰えるわけではなく、何歳になっても関心事があるというのが生きがいとなるようだ。

若者よりも、「新中・高齢者」の方が幅広いことに興味を持っており、戲曲や声楽、旅行、カメラ、ヘルスケア、礼儀作法など、バラエティーに富んだ教室が人気になっている。うち、健康やスポーツ系の教室が今、「硬直的需要」となりつつあり、礼儀作法やDIYといったニッチな教室も大きな伸びを見せていて、今後ブームになる可能性がある。

インターネット教育企業の「黒板洞察」は、今年、中国の中・高齢者の習い事市場は300億元(約6000億円)規模にまで拡大し、その前途も明るいと見ている。そして、成熟した教育の分野と比べると、中・高齢者を対象とした習い事市場は現時点で、依然として「模索期」にあり、その競争は比較的低いとしている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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