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中国の大学生が日本の知識を競う大会「2023笹川杯全国日本知識大会」が4日から5日にかけて、北京の中国人民大学で開催されました。
中国の大学生が日本の知識を競う大会「2023笹川杯全国日本知識大会」が4日から5日にかけて、北京の中国人民大学で開催されました。この大会は、中国の大学で日本語を学ぶ大学生を対象に、日本に関する知識や日本語能力を検証する場となります。今年の大会には97の大学から388人の選手が一堂に会し、日本の知識を日本語で競い合いました。
今大会は日本科学協会と中国人民大学が共催し、日本財団、中国外文局、社会科学文献出版社、日本航空、外国語教学・研究出版社が協賛しています。初日の4日には個人・団体の予選と準決勝が行われ、5日には個人・団体の決勝戦が繰り広げられました。個人戦では河南師範大学の黄旭鴻さんがトップの特等賞となり、団体戦の特等賞は天津外国語大学チーム(楊博宇さん、馮焱鈺さん、董剣菲さん)が勝ち取りました。特等賞と一等賞の賞品は8日間の日本訪問です。
中国人民大学の張東剛党委員会書記は5日の開幕式で、「若者は両国文化交流の促進において、重要な使命を担っている。文学、歴史、社会など多分野における知識を集結したこの大会が、学生の皆さんにとって、両国の文化への理解を一層深め、共通認識をより深く醸成し、相互理解の絆を更に強化する場になることを希望する」と述べました。
日本財団の尾形武寿理事長は閉幕式の挨拶で、「自分自身を考えること、自分自身が豊かになることが国家の発展に繋がる。二度と戻らない青春を自分自身の研鑚に励むべきだ」と学生たちにメッセージを送り、さらに、中日平和友好条約締結45周年に行われた今大会に寄せる期待として、「国家間で波風が立つのは常にあることだ。その波風が望ましくない方向へ発展することを避けるべく、対面で物事に触れ合い、継続的に交流事業を繰り広げることが大事。言葉そのものには人々の考え方が含まれている。この大会が両国の若者にとって、相互理解を深められるプラットフォームになることを期待している」と語りました。
日本科学協会の高橋正征会長は大会について、「あれだけの知識を持ち、深いバックグラウンドを有する学生に敬意を表したい。両国では互いの国の言葉を勉強する人がますます増えている。直接交流し、理解を深めていく動きが一層強くなると感じた」と感想を語りました。(提供/CRI)
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