中国で小児科の患者が急増し飽和状態に、多くが呼吸器疾患―香港メディア

Record China    2023年11月6日(月) 17時0分

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香港メディアの香港01は5日、中国本土で小児科が飽和状態になっていると報じた。

香港メディアの香港01は5日、中国本土で小児科が飽和状態になっていると報じた。

記事は中国国営メディアの報道を引用し、河南省、河北省、広西チワン族自治区などの病院の小児科で患者が多い状態が続いており、その多くが呼吸器系の症状で受診していると伝えた。

報道によると、北京朝陽医院の小児科の外来では待合の椅子が患者であふれた。また、北京友誼医院では9月上旬以降、マイコプラズマ肺炎およびその他の呼吸器系の疾病で受診する患者が急増している。

この2病院では、1日の平均患者数が1600~1800人に達しているという。首都小児科研究所の担当者は、「近頃は1日の患者数が2000人ほどにまで増えてきており、夜間診療にも800人余りが訪れている」と話した。

河南省でも同様で、河南中医薬大学第一付属病院小児科の医師は「小児科が飽和状態に近い。1週間の患者数は2万人近くで、1日平均3000人近くに上っている」と説明。呼吸器疾患が全体の60%前後を占め、すでにインフルエンザとマイコプラズマ肺炎の同時感染も起きているという。

広西チワン族自治区柳州市の婦人児童保健院の小児科も1日当たりの患者数は1300人に達している。小児科の医師は「今年はマイコプラズマ肺炎が非常に多く、インフルエンザシーズンと重なったことなどから患者が増えている」と語った。

中国では小児科の診察時間を夜間にまで拡大したり、病棟を増設したりして対応しているという。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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