物価高騰の韓国、たい焼きも“贅沢品”に?=ネット「歴史の中に消えるかも」

Record Korea    2023年11月5日(日) 10時0分

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1日、韓国メディア・韓国経済は「物価高の中、冬の庶民のおやつの代表とも言えるたい焼きの価格も急騰している」と伝えた。

2023年11月1日、韓国メディア・韓国経済は「物価高の中、冬の庶民のおやつの代表とも言えるたい焼きの価格も急騰している」と伝えた。

記事によると、最近のソウル市内でのたい焼きの価格を調べたところ、江南(カンナム)駅一帯の屋台では3匹3000ウォンでの販売で、1匹だけの単品販売はなかった。永登浦(ヨンドゥンポ)区の屋台では3匹1000ウォンだったのを今年、2匹1000ウォンに値上げしたという。鍾路(チョンノ)区の広蔵(クァンジャン)市場では基本のあんこ入りが2匹2000ウォン、クリームチーズやピザ味は1匹2000ウォン。江南区の屋台ではあんこ入り3匹5000ウォンなどとなっている。クロワッサンたい焼きの店も登場しており、あんこ、チョコ、クリームチーズ、クリームが各1匹3200ウォン、5匹セット1万5000ウォンと高額。それでもこの店はSNSで知られる人気店だという。

たい焼き価格の高騰は、主な材料の値上がりの影響が大きい。原乳、小麦粉、食用油など製パンに必要な原材料価格の急騰による「パンフレーション(パン+インフレーション)」が屋台グルメにも広がっている。

統計庁の資料によると、先月基準の牛乳価格は前年同期比で9.3%、2021年との比較では16.7%上昇している。食用油と小麦粉は前年同期比では小幅の値上がりにとどまったが、2年前との比較ではそれぞれ55.1%と44.8%もの値上がりとなっている。

原価負担の拡大により、たい焼きの屋台が徐々に減りつつあるという。たい焼き器と材料を扱う業者によると、例年なら冬の繁忙期を前に9~10月頃に屋台開業の問い合わせが殺到するが、今年はその数が激減しているという。記事は「たい焼き1匹も気楽に食べられなくなった」と伝えている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「路上のたい焼き屋台も、もうじき歴史の中に姿を消しそうだ」「焼きいも屋さんのように消えそう」「たい焼きもおでんも、屋台が随分減ったよね」「1匹1000ウォンなんて買わないな。パン屋さんのパンでも買うよ」「10年前は1000ウォンで7匹買えたのに」「地方の市場でも同じくらいの値段だよ」「最近は3匹2000ウォンが平均的だ」などの声が寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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