中国が第40次南極観測に出航、新たな科学観測ステーションを建設へ

CRI online    2023年11月2日(木) 17時50分

拡大

中国第40次南極観測隊は1日午前、上海市にある中国極地観測国内基地埠頭を出発し、5カ月以上にわたる南極科学観測の旅を開始しました。

中国第40次南極観測隊は1日午前、上海市にある中国極地観測国内基地埠頭を出発し、5カ月以上にわたる南極科学観測の旅を開始しました。今回の観測隊は来年4月に帰還する予定です。

今回の任務では、初となる船3隻による保障体制が取られています。「雪竜号」と「雪竜2号」は上海市を出発し、主に科学調査、人員輸送、後方補給任務を担当します。貨物船「天恵」は江蘇省張家港市を出発し、主に新科学観測ステーション建設の物資輸送任務を担います。観測隊は国内80余りの機関から集まった460人余りで構成されているということです。

中国の第40次南極観測では、新たな科学観測ステーションの建設を含む3つの重点ミッションが行われます。新設されるステーションは東南極のロス海沿岸エリアに位置し、中国の5カ所目の南極観測ステーションになる予定で、太平洋セクターに面する初の観測ステーションとなります。完成後は、夏には80人、越冬時には30人の観測隊員を受け入れることが可能だということです。

2つ目のミッションは、気候変動が南極の生態系に与える影響とフィードバックをめぐる調査を展開し、世界の気候変動における南極の役割を深く研究することです。

3つ目のミッションは、積極的な国際協力を展開することです。ノルウェーオーストラリアなど多くの国と協力するエンダービーランド航空調査任務を実施し、米国英国、オーストラリア、イタリア、韓国、ロシア、チリなどの国と後方支援の国際協力を展開する予定です。(提供/CRI

※本記事はニュース提供社の記事であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。すべてのコンテンツの著作権は、ニュース提供社に帰属します。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携