中国の大学生、クマのぬいぐるみを1万メートルの上空に飛ばす

人民網日本語版    2023年11月2日(木) 19時30分

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中国で「クマのぬいぐるみが1万メートルの上空を飛ぶ」という動画が注目されている。

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中国で「クマのぬいぐるみが1万メートルの上空を飛ぶ」という動画が注目されている。動画の中で、クマのぬいぐるみは寧波ノッティンガム大学から出発し、遼寧省阜新市と内モンゴル自治区通遼市の境界に到着した。そこで重量測定、温度検査、設備調整など一連の事前準備を経て、気球と一緒に風に乗って離陸。雲海を貫いて高度1万メートルの上空に達し、地上に帰還した。クマのぬいぐるみが青い地球をバックに「空を飛ぶ」シーンもバッチリ撮影されていた。人民日報が伝えた。

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今回の飛行試験を行い動画を作ったのは、寧波ノッティンガム大学理工学院材料成形・制御工学専攻の大学4年生、李正漢(リー・ジョンハン)さんとそのプロジェクトチームだ。李さんは「クマのぬいぐるみが到達した高度は宇宙ではなく成層圏で、実験はすべての規定と制度を守った」と述べた。



李さんは「幼い頃から空と宇宙に憧れていた。残念ながら高校生パイロット航空身体検査の最後の関門を通過できず、結局空軍パイロットに選ばれなかったが、それでも空の風景を見たいと思った」と話す。大学4年間の勉強を経て、機械工学分野の知識、プログラミング技術、モデリング技能、電気回路知識が日増しに増進するにつれ、チームの仲間と卒業前にこのクールな実験を試み、青春の思い出にしようと決めた。

「当初は寧波で試みようと思ったが、浙江省は山間部と丘陵地帯が多い。都市・人口密集調査研究結果によると、浙江地域は試験にあまり適していなかった」。地形や気候などの客観的な要素を総合的に考慮した上、関係当局から航空管制に違反しないという通知を受け、李さんの故郷の東北地域で試験を行うことが決まったという。


見取り図を作り、電線装置を作り、模型を3Dプリントし、実験と温度調節を繰り返し、チームは実験に全身全霊を傾けた。ある晴れ渡った日、クマのぬいぐるみは1時間半かけて浮上し、2万8000メートルの上空に上昇した。青い地球と美しい写真を撮影し、26分後に地上に戻った。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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