日中クオーターのシンガーソングライター、礼美（リーメイ）が12月6日にシングルCD「明日の天気」をリリースし、メジャーデビューする。

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リーメイの両親は中国出身だが、自身は日本で生まれ育ち、2020年からシンガーソングライター「Limeism」として活動している。幼少期から続けているピアノを活かし、自身が作詞・作曲を手がけるオリジナル作品をネットを中心に発表し、TikTokフォロワー数は3万人を超える。

学生時代に北京テレビで開催された音楽オーディション番組で優秀賞を獲得するなど、研さんを積んできた実力派だ。

文筆活動にも積極的で、中国と日本の文化を紹介する雑誌「中国紀行CKRM」に連載コーナー「音楽と詩に帰す」を持ち、漢詩と音楽を関連させて紹介するなど、自身の知識探究と先達の作品の伝播に尽力している。

こうした総合的な創作能力で毎度周囲を驚かせる礼美だが、実は曾祖父は香港映画監督のロー・ウェイ（羅維）。ブルース・リー（李小龍）主演映画「ドラゴン危機一発」などの監督として知られており、その才能が受け継がれているのもうなずける。

リーメイのデビューシングルCDは徳間ジャパンからリリースされる。プロデューサーの梶田氏は演歌歌手の千昌夫やスタジオジブリのアニメソングCD、上海出身歌手の謝鳴のプロデュース・制作を担当するベテランだ。

リーメイのデビューシングルは新曲「明日の天気」のほか、「くじらざめ」日本語版・中国語版、「四月の魔法」ラテンアレンジバージョンを収録している。（編集/藤井）