中国、ロシア大手エネルギー企業と石油ガス開発で協議―海外メディア

Record China    2023年11月3日(金) 14時0分

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中国はロシアの大手エネルギー企業との間で油田とガス田の共同開発などについて協議している。中国石油天然気集団の幹部が明らかにした。写真はロシア。

中国はロシアのロスネフチ、ガスプロム、ノバテクといった大手エネルギー企業との間で油田とガス田の共同開発などについて協議している。中国石油天然気集団(CNPC)の幹部が1日、明らかにした、とロイター通信が報じた。

ロイター通信によると、ロシアは2019年に供給を開始したパイプライン「パワー・オブ・シベリア」と液化天然ガス(LNG)の海上輸送によって、中国にガスを送っている。21年には165億立方メートルのガスを中国に輸出した。

22年2月、北京冬季五輪開会式出席のため中国を訪問したロシアのプーチン大統領は中国の習近平国家主席との首脳会談で、年間100億立方メートルの天然ガスをロシア極東から中国に供給する新たな取引を提示。「われわれの業者は中国への炭化水素供給について、非常に良い新しいソリューションを用意している」と表明し、「ガス業界で一歩前進した。つまり、ロシア極東から中国に年間100億立方メートルを供給する新しい契約だ」と述べた。

ロシアはウクライナ侵攻に伴い減少した欧州向けガス輸出を埋め合わせるため、計画されている中国への新たなパイプラインに期待している。一方でロシアの業界関係者は中国に過度に依存するプロジェクトには大きな政治的リスクが伴うと考えており、巨額の費用が正当化されるかどうか疑問視している。

CNPCの副社長はロシア・サンクトペテルブルクで開かれたガスに関する国際会議で、「当社は油田とガス田の共同開発、パイプライン計画の輸送力増強、炭化水素の取引についてロスネフチ、ガスプロム、ノバテクと協議している」語った。

副社長によると、CNPCとガスプロムはロシア産ガスの極東ルートを経由した中国への供給の加速に取り組んでいる。ガスプロムはその後、CNPCおよびパイプチャイナ社との間で、極東におけるパイプラインの設計・建設に関する契約を締結したという。(編集/日向)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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