カンボジア、人身売買深刻化で中国に単身女性のビザ発給制限を求める―米メディア

Record China    2014年8月8日(金) 11時9分

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7日、カンボジア人女性と中国人男性の偽装結婚を利用した人身売買が深刻化していることから、カンボジア政府は中国に対して、独身のカンボジア人女性に対するビザ発給を制限するよう求めた。

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2014年8月7日、カンボジア人女性と中国人男性の偽装結婚を利用した人身売買が深刻化していることから、カンボジア政府は中国に対して、独身のカンボジア人女性に対するビザ発給を制限するよう求めた。ボイス・オブ・アメリカ中国語版が伝えた。

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カンボジア外務省は、中国駐カンボジア、駐ラオス、駐ベトナム大使館に対し、カンボジア人女性へのビザ発給において協力を要請していることを明らかにした。

中国大使館の広報担当は取材に対し、中国政府がビザ制限を行っているかどうかは確認も否定もできないが、人身売買の問題についてカンボジアと緊密に協力していくつもりだと述べた。

カンボジア人権保護・発展協会によると、今年上半期に受けた国際的な人身売買の報告は108件、被害者は295人で、うち29人が中国での被害者だった。人身売買の被害を受け、脱出してきた女性たちによると、彼女らは性の被害や過酷な労働、飢餓にさらされており、服毒して命を絶つ者や身を隠す者、奴隷にされてしまう者もいるという。

脱出を果たしたある女性によると、中間業者から毎月実家に送金されるとだまされ、中国人男性との結婚を勧められた。承諾したところ、女性は人身売買業者に乱暴され、中国の内陸部の農村に住む男性のもとへ連れて行かれた。そこでも次から次へと売り買いされたという。

カンボジア人権保護・発展協会によると、多くの被害者が訴えを起こしているが、政府は具体的な行動を取ろうとしていないという。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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