中国の小学校運動会で日本国旗、教育局「児童が一部を切り抜きSNSで拡散」―中国メディア

Record China    2023年10月31日(火) 16時0分

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中国・江蘇省蘇州市呉江区の小学校で行われた運動会で多数の児童が日本国旗を手にしている映像が物議を醸した問題で、現地の教育局が調査の結果を発表した。

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中国・江蘇省蘇州市呉江区の小学校で行われた運動会で多数の児童が日本国旗を手にしている映像が物議を醸した問題で、現地の教育局が調査の結果を発表した。中国メディアの三聯生活週刊が30日付で報じた。

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報道によると、運動会は27日に行われたもので、映像はその日のうちに拡散。「日本国旗を掲げるのは不適切」などと一部で物議を醸したことを受け、学校側は28日に「(9月から10月にかけて中国・杭州で開催された)アジア競技大会を模したもので、児童らは日本だけでなく各国の国旗を持っていた」と説明した。

そして、呉江区教育局は29日にSNS公式アカウントで「27日に同校では“アジア大会の精神を発揚し、少年らを強く養う”ことをテーマにした運動会が開催された。入場の際、杭州アジア大会を模した方法で全校の34クラスが中国国旗を先頭に関係国の国旗を手にして行進した」と説明した。

その上で、「その場にいた保護者らが写真や動画を撮影しチャットグループで共有したが、その後、あるクラスの児童が日本国旗を手にした児童のシーンだけを切り取り、『児童が運動会で日本国旗を掲げる』とのタイトルを付けて抖音(中国版TikTok)で拡散した」とし、「当局はすでに同校に対応を指導し、区内全校に同様の騒動を起こさないよう促した」と説明。「この問題に関するネット上の不確かな情報を信じたり拡散したりしないでください」と呼び掛けた。

中国のネットユーザーからは「まったくなんて悪い子どもだ」「明らかに素晴らしい趣旨だったのに」「一部を切り取るのは本当に悪質な行為」「再生数を稼ぐために何でもありになっている」「アジア大会を模して児童らのスポーツ精神を発揚し、国際的な視野を広げるのは悪いことではない。それに日本国旗を掲げることは違法でも何でもない。当局や学校は毅然と対応し、当事者を甘やかすべきじゃない」といったコメントが寄せられている。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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