「星から来たバラ」が開花―中国

人民網日本語版    2023年10月30日(月) 21時30分
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雲南省安寧市の現代農業パークではバラの花が美しく咲き誇っている。これらは中国の有人宇宙船「神舟」の乗組員が「宇宙飛行」させた上で持ち帰った種子を育てたもので、「星から来たバラ」と呼ばれている。

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秋が深まり、雲南省安寧市の現代農業パークでは、バラの花が美しく咲き誇っている。それらのバラの根や茎、葉の大きさや色は、普通のバラとは少し異なっている。実は、ここに咲いているバラは、中国の有人宇宙船「神舟」の乗組員が「宇宙飛行」させた上で持ち帰った種子を育てたもので、「星から来たバラ」と呼ばれている。新華社が伝えた。

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2022年8月、21セット約8000粒の花の種が、「宇宙飛行」を終えて雲南錦科花卉工程研究センターへと送り届けられた。技術者は種の消毒、冷蔵、催芽、播種などを経て、12セット約1200粒の種を開花させることに成功した。

同僚とバラについて話す技術者の田連通氏(写真左)

同社の技術者・田連通(ティエン・リエントン)氏は、「宇宙育種は花の新品種を開発する重要な技術。この育種方法により、変異系譜を拡大し、新品種を開発できる可能性が高まる」と説明する。

「宇宙飛行」を経て発芽した種

近代的なビニールハウスにおいて、技術者は温度や湿度、栄養供給などを調整し、花がすくすく生長できる環境を整えることができる。ただ、栽培拡大や試験栽培などの段階に入る前は、四季を3度経なければならない。田氏によると、「夏は高温や病害、冬には寒さに関する耐性を見る。状況が思わしくなければ、淘汰される。消費者が市場において購入している花のほとんどは、実験室で5年以上の優良品種選択育成を経た品種だ。中には10年前から育成が始まった品種もある。そのため、花の新品種を商品として市場で販売するというのは、本当に容易ではない作業だ」という。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

バラの花びらの数や枝の長さなどを観察表に記録する田氏

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