TSMC創業者「米国の対中デカップリングは世界の半導体産業の減速につながる」―中国メディア

Record China    2023年10月30日(月) 9時0分

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半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の創業者、張忠謀氏はこのほど、米国と中国の技術を巡る緊張の高まりは世界の半導体産業の減速につながるとの認識を示した。写真は張氏。

中国メディアの参考消息によると、半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の創業者、張忠謀(モリス・チャン)氏はこのほど、米ニューヨークでアジア協会が主催したイベントで、米国と中国の技術を巡る緊張の高まりは世界の半導体産業の減速につながるとし、中国の半導体産業を世界から「デカップリング(切り離し)」することは最終的に全員を傷つけることになるとの認識を示した。

張氏は「中国の半導体産業を世界の他の国々から切り離すことは、中国以外の他のプレーヤーにも影響を与えるだろう」とし、「デカップリングは最終的に全員の行動を遅らせることになると思う」と述べた。

また「こうしたデカップリングの影響はすでに明らかになりつつある」とし、「各国が互いに不満を抱き合っているようで、それが心配だ」とも述べた。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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