陸上男子100mアジア記録保持者の蘇炳添、パリ五輪に出場できるのか―中国メディア

Record China    2023年10月30日(月) 23時0分

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中国メディアの浙江在線は28日、陸上男子100メートルで9秒83のアジア記録を持つ中国の蘇炳添(34)について、来年のパリ五輪に出場できるのかとする記事を掲載した。

中国メディアの浙江在線は28日、陸上男子100メートルで9秒83のアジア記録を持つ中国の蘇炳添(スー・ビンティエン)(34)について、来年のパリ五輪に出場できるのかとする記事を掲載した。

記事によると、28日に広東省で行われたスポーツと教育の融合発展に関するシンポジウムに出席した蘇は、パリ五輪について「それに向けて走り続けるつもりだが、出場できるかどうかは未知数だ」とし、「リレーで五輪に出場することになるかもしれないが、より望ましいのは100メートルで代表入りすることだ」とコメントした。

記事は、「(陸上競技の国際競技連盟である)ワールドアスレティックスの男子100メートルのワールドランキングに蘇の名前がなくなっている。このことは、同種目での五輪出場が現時点で難しいことを意味している」とし、出場資格を得るには、来年4月と5月の屋外シーズンに開催される競技会に出場してスコアを獲得し基準を満たすか、対象期間(23年7月1日~24年6月30日)内に参加標準記録10秒00をクリアすることが求められると伝えた。

蘇は6月、自身の微博(ウェイボー)アカウントを更新し、「身体的な理由」により8月の世界選手権(ハンガリー・ブダペスト)や9~10月のアジア大会(中国・杭州)には出場せず、2023シーズンを前倒しで終えることを表明。「私は夢を追いかける歩みを止めたりはしない」「この期間を回復に充て、全力で24年のパリ五輪に向けて調整していく」などと記していた。

蘇は21年の東京五輪陸上男子100メートル準決勝で自身が持つアジア記録9秒91を大きく更新する9秒83をマーク。決勝ではスタートで出遅れたが、それでも9秒98と10秒を切るタイムでゴールし6位入賞した。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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