観光ガイドが見た訪日中国人観光客(1/5)=「炊飯器目当て」は過去の話?多様化する消費―華字紙

Record China    2014年8月11日(月) 7時50分

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6日、日本華字紙・中文導報は「観光ガイドが見た訪日中国人観光客の買い物熱」と題した記事を掲載した。写真は中国のパスポート。

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2014年8月6日、日本華字紙・中文導報は「観光ガイドが見た訪日中国人観光客の買い物熱」と題した記事を掲載した。

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観光立国戦略の実施に伴い、日本を訪れる中国人観光客は増え続けている。中国人の旅行先での消費に対する考え方やスタイルにも、変化が起きている。こうした新しい変化は、日本の旅行業界に課題とともに、チャンスももたらしている。質の高いサービスと、個性化・差別化された製品を提供することが、中国人観光客の多様なニーズを満たす源となる。

日本を訪れる中国人観光客数は、2013年後半から回復傾向にある。ベテラン中国人観光ガイドの豊和永健(フォンホー・ヨンジエン)さんによると、この1年あまり、大規模なツアー客を担当することは減っていたという。尖閣諸島をめぐる日中間の対立や、中国が13年10月に施行した新旅行法で旅行会社の低価格ツアーに制限がかけられたこと、中国政府が掲げる8項目の「倹約令」により公費による訪日団や外資企業誘致説明会への参加が減少したことなどがその主な理由だ。一方で、貸し切り車付きの自由旅行が増え、豊和さんも半年で数百人をガイドしたという。

2014年上半期に日本を訪れた中国人観光客は初めて100万人を突破した。旅行スタイルが多様化し、リピーターも増えたことで、一度の旅行で日本各地を回る中国人は減っている。

以前は買い物目当ての旅行が主流だった。だが今では、ホテルや食事に対する要求も高く、「高級ホテルで、理想は温泉付き。神戸牛もフグも、すしも、どれ一つも欠かせない」という中国人観光客が少なくないという。

「以前の団体バスツアー客は店に入るなり炊飯器を買いあさった。最近は裕福な世帯を中心に家族旅行が増えている。なかにはプライベート機で来て、神戸牛や高級カップラーメンを購入する人もいる」と豊和さんは話す。(翻訳・編集/NY)

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