「時には、はいつくばることもあった…」、訪日中国人観光客が驚いた「日本の実力」とは?―中国ネット

Record China    2014年8月8日(金) 6時50分

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5日、中国のインターネット上に、5泊6日の日本旅行で日本人の素養の高さを再認識した中国人観光客のブログが掲載された。写真は銀座の中国人観光客。

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2014年8月5日、中国のインターネット上に、5泊6日の日本旅行で日本人の素養の高さを再認識した中国人観光客のブログが掲載された。以下はその概要。

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空港を出ると、日本人のバスドライバーが笑顔で迎えてくれた。絶対に乗客に手を出させることなく、スーツケースやバッグを慎重にトランクに積んでいった。トランクの天井は低いため、時には、はいつくばることもあった。5日間の日本旅行で4つのホテルに泊まったのだが、そのたびにドライバーがすべての荷物を出し入れしてくれた。本当にハイレベルなサービスだ。

日本の街でも、心のこもったサービスを体感した。楓橋のホテルに泊まった日のこと、私たちは近くのスーパーに買い物に行ったが、目当ての物が見つからなかった。そこで、私たちは買いたい物を中国語で書き、それを店員に見せた。すると店員はすぐに理解して、2階へと案内してくれた。売り場は遠かったのだが、店員は最後まで付いてきてくれた。私たちが商品を見つけて「Thank you」と礼を言うと、なんと店員も「ありがとうございます」と礼を言い、お辞儀をした。

ほかのツアー客も、日本のサービスには好感を持っていた。ある男性は、「銀座の店でカメラを買ったとき、店員は丁寧に商品の説明をしてくれた。心から気に入った商品を買うことができた。買った商品はきれいに包装してくれ、店員はわざわざ出口まで見送ってくれた」と話していた。

ここまでは、日本のサービスがこれほどまでに良いのは販売戦略の一つであるという考えがぬぐえなかった。しかしその後、日本人の素養の高さも関係していることに気付いた。千葉のワシントンホテルに泊まったときのこと。フロントで近くのスーパーを聞き、そこに向かって歩いたが一向に着かない。ガイドが道を間違えていたのだ。そこで私たちは通行人に道を聞いた。通行人はスーパーの方向を教えてくれただけでなく、スーパーの看板が見えるところまで一緒に付いてきてくれた。これはもちろん単なる一例にすぎないが、同様の経験は誰もがしていることだろう。

東京から上海へ帰る飛行機でのこと、私が搭乗して席に座ってまもなく、全日空のキャビンアテンダント(CA)が「お客様、何かお忘れではないですか?」と英語で尋ねてきた。私は首を横に振ったが、彼女が手にしている物を見てすぐに悟った。私は重要な書類を入れたファイルをなくしていたのだ。おそらく、入口でパスポートを取り出すときに落としてしまったのだろう。彼女にそれが自分のものだと伝えると、彼女は私のパスポート確認した後、渡してくれた。このような短時間に落し物の持ち主を割り出せるとは、彼らの仕事の効率の良さには驚きを隠せない。

素養と効率は相互に関係している。日本人の素養は世界1位だという統計が出ており、私は日本にいる間にまさにそれを感じた。このような素養があったからこそ、戦後の日本経済は大きく成長したのだろう。資源に乏しい日本は何をもって競争力を高めているか、それは人だ。何事もとことん突き詰めることで、どこにも負けない競争力が生まれるのだ。これこそがまさに、日本の「実力」なのだろう。(翻訳・編集/北田

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