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中国で大人がかくれんぼに夢中になっている。
夜のとばりが下りると、公園や大型商業施設などでさまざまな色の光るブレスレットをつけて疾走する若者を目にすることがある。彼らは携帯電話で位置を共有し、古くて新しいゲームの「かくれんぼ」を遊ぶ。数十人から100人以上、位置をリアルタイムで共有し、現場でチームを分けて、オニと子に身を扮してかくれんぼをする。今年9月のはじめ、9.9元(約200円)もしくは16.8元(約340円)だけで一晩遊べる大人版かくれんぼゲームが、中国の各大都市で流行し始めた。大まかな統計によると、北京、上海、広州、深セン、成都、重慶、蘇州、杭州などの40都市以上で、かくれんぼコミュニティーと対面イベントが現れている。
これは子供の頃のかくれんぼのアップグレード版だが、現在のかくれんぼは北斗衛星測位システムを利用しており、SNSとスポーツの属性を持っているにすぎない。
かくれんぼゲームの申し込み方法は主に、(1)微信(WeChat)のチャットグループで申し込む(2)WeChatのミニプログラムで自らサークルを選択して申し込む、の2種類に分けられる。
「粗門」と呼ばれるトレンドスポーツ総合プラットフォームもその一つで、タップしてプラットフォームのページにアクセスすると、かくれんぼゲームの関連情報を見ることができる。23日に北京、広州、上海、西安、成都など複数の都市でかくれんぼゲームが数十回発表され、申し込んだ参加者はいずれも20人を超えた。このゲームは現在、中国各地をカバーしている。
「粗門」の関係責任者は、「プラットフォームのデータによると、現在まで中国全土で3202のサークルがかくれんぼゲームを行っている。9月から10月23日にかけては1万6000回のかくれんぼゲームイベントが発表された。時間は午後7~10時の間に集中し、単価は9.9~19.9元(約200~400円)。当方のアクティビティには、フライングディスク、キャンプ、ウォーキングがあるが、現在はかくれんぼゲームが追加された。かくれんぼが急に流行し始めたのは主に、これがスポーツとSNSの属性を兼ね備えたゲームだからだ。フライングディスクやフラッグフットボールと比べると、かくれんぼゲームそのものには競技性がない。かくれんぼにおけるオニと子の2つのチームの参加者は各自で戦術を検討し、徐々に親しくなる」と述べた。
阿生さんはかくれんぼゲームの大ファンで、9月からすでに20数回参加している。「これは病みつきになるゲームだ。参加したのは、体を鍛えるついでに友達を作りたかったからだ。ジムでのランニングよりもゲームの形で走りたい。自分にとっては、オニであれ、子であれ、仲間と共に戦術を検討し、知恵と勇気で勝利をつかむと達成感がある上、友情も深まる」と話す。
「粗門」の関係責任者は、「かくれんぼは企画コストが低いため、爆発的に成長している」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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