人民網日本語版 2023年10月28日(土) 13時0分
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中国有人宇宙事業弁公室によると、有人宇宙船「神舟17号」が26日午前11時14分に打ち上げられた。
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中国有人宇宙事業弁公室によると、有人宇宙船「神舟17号」が26日午前11時14分に打ち上げられた。乗組員は湯洪波(タン・ホンボー)飛行士、唐勝傑(タン・ションジエ)飛行士、江新林(ジアン・シンリン)飛行士の3人だ。
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1989年生まれの唐勝傑氏(34)は、中国の宇宙ステーションに向かった宇宙飛行士のうち、現時点で最年少となった。農村で生まれ育った少年だった唐氏は、やがて空軍のパイロットとなり、そして今、宇宙へと旅立った。
はにかんだ笑顔を見せ、真っ直ぐな性格で、誠実な人柄の唐氏は1989年12月、甘粛省定西市の農村の家庭に生まれた。2003年10月15日、中国の宇宙飛行士・楊利偉(ヤン・リーウェイ)氏が乗り込んだ「神舟5号」の打ち上げが成功し、中国初の有人宇宙飛行が成功、中華民族の宇宙の夢が実現した。当時、まだ中学生だった唐氏にとって、それが「宇宙飛行士」に対する第一印象となった。
高校を卒業した年、唐氏は迷うことなく軍学校への進学を選んだ。2008年9月25日、「神舟7号」が打ち上げられた時のことについて、唐氏は「当時、空軍航空大学に入学して1年目だった。運動場で生中継を見て、心を揺さぶられた」と振り返る。
2012年、唐氏は空軍航空大学を卒業し、優秀なパイロットになった。「飛行部隊に入ってからは、飛行能力と戦闘能力を高めることに集中した。6タイプの戦闘機を操縦したことがある」と話す。
2018年、まだ20代だった唐氏は、中国の第3陣宇宙飛行士候補生の選抜に参加。2020年9月、数次にわたる選考を経て、見事選出された。
第3陣宇宙飛行士候補生は、8ジャンル200項目以上に及ぶ訓練を受けた。体やメンタルの訓練、忍耐力や専門知識の向上などが、宇宙飛行士になるために必ず必要な訓練となる。うち、72時間眠らない訓練が、唐氏にとって一番印象的だったという。
そして、「宇宙ステーションでのミッション実施の際には、長時間かけて処理しなければならない緊急事態に直面することがある。そのため、ハイレベルのメンタルや忍耐力が求められる。ミッションを始めてから完遂するまでの訓練の中で、自分の自信について見つめ直すことができたように思う」と話す。
2年足らずの間に、唐氏は系統的な学習と訓練を終え、100科目以上を学んだ。厳格な選抜を経て、湯氏、江氏と共に「神舟17号」の乗組員に選出された。
事前の十分な準備を通して、唐氏は宇宙飛行ミッションに対する自信を深めており、「このミッションを首を長くして待っている」と語っていた。
そして、「今回の飛行において、科学実験成果を挙げ、中国の有人宇宙飛行事業や科学の発展に貢献したい。宇宙において、いつもと違う角度で地球を観察するほか、宇宙の神秘も観察して、忘れられない思い出を残し、経験を積みたい」と話していた。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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