香港メディアの香港01は26日、「汚染処理水放出の影響は見られず」とし、9月に訪日した香港人がコロナ前の水準に回復したことを伝えた。

日本好きが多い香港では、日本旅行を「里帰り」と表現される。記事は、「日本政府が8月24日に汚染処理水の放出を始めたが、それでも香港人の『里帰り』を止めることにはならなかった」とし、9月に訪日した香港人が15万1100人に上ったと説明。「単月では夏休みの時期の7、8月には及ばなかったものの、コロナ前の2019年同月（15万5927人）と比較すると、マイナス3．1％にまで回復した」と伝えた。

また、「訪日香港人の数は昨年10月から増加を続けている」とし、「今年2月こそ旧正月休みのスケジュールと日本の空港の発着制限からやや減少したが、3月には勢いを取り戻し、7、8月にはそれぞれ21万6400人、20万6300人に達した」と説明。9月の訪日外国人は218万4300人で、香港人は韓国人（57万400人）、台湾人（38万5300人）、中国人（32万5600人）に次いで4番目に多かったとも伝えている。（翻訳・編集/北田）