中国紙・環球時報（電子版）は26日、「中国の電動バイクがアフリカで歓迎されている」とする記事を掲載した。

記事によると、中国外交部アフリカ局の呉鵬（ウー・ポン）局長は24日、「中国企業アフリカ投資報告書」の発表会で、「アフリカの電動バイク市場は非常に巨大だ。ある団体の見通しによると、アフリカ市場では、従来のガソリンを燃料とするバイクの代替としての電動バイクの不足分が年間200万台に達する可能性がある」と語った。

世界的な経営コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニーによると、2040年までにサハラ以南のアフリカの5大自動車市場（南アフリカを除く）におけるモビリティの電動化率は35％に達し、電動バイクが最も人気のある乗り物になるという。

国際自動車連盟（FIA）財団の2022年の報告書によると、アフリカにおける電動バイクの購入価格はガソリンバイクより高いものの、電動バイクの維持費は安い。

記事は「中国の電動バイクは『アフリカのサーキット』に参入している。今年6月にはベナンのオルシェグン・アジャディ・バカリ外相率いる代表団が江蘇省常州市を訪問し、現地企業と戦略的協力協定を締結した。今後5年間でアフリカで電動バイク50万台を販売する計画で、総額10億ドル（約1500億円）に上る。事業セグメントはベナン、ウガンダ、ケニアなどの新興市場をカバーする」と報じている。（翻訳・編集/柳川）