今年の「ダブル11」は各ECが出血大サービス実施へ―中国

人民網日本語版    2023年10月25日(水) 6時30分

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今年の「ダブル11」は多くのECプラットフォームがかけひきなしの「出血大サービス」を実施することを発表している。

「ダブル11(11月11日のネット通販イベント)」が近づき、各大手ECプラットフォームが続々と今年のルールを発表している。また、天猫(Tmall)や淘宝(タオバオ)、京東のほか、ショート動画プラットフォーム「快手」、ソーシャルメディア「小紅書」なども続々と参戦を表明している。これまでは、徹夜で割引になるのを待ったり、割引の対象になるように、他の商品も買ったりしなければならないなど、やや面倒なルールも多かったものの、今年は多くのECプラットフォームが「かけひき」なしの「出血大サービス」を実施することを発表している。

例えば、淘天集団は20日、「天猫『ダブル11』」の先行販売が24日午後8時から始まることを発表した。今年の「ダブル11」は、「天猫」内の全店で計300元(約6000円)以上購入すると50元(約1000円)引きになるのをベースに、一定以上の金額に達するように調整しなくても、1つの商品を超お得な価格で購入できるサービスを、各ブランドが大規模に準備しているという。今年最も安い価格で販売される予定の商品の数は8000万点以上に達する見込みだ。

また、京東も19日、「ダブル11」の大販促キャンペーンが23日午後8時からスタートするほか、予約販売ではなく、在庫を直接販売することを発表した。

唯品会も、「消費者は、一定以上の金額に達するよう調整しなくても、1つの商品を超お得な価格で購入できる」と発表している。

今年の「ダブル11」に合わせて、各ECプラットフォームが「最低価格保証」を続々と打ち出している。京東は「ダブル11開催期間中、商品8億点を『最低価格保証』適用対象にする」としている。また、淘宝も「100億元(約2000億円)の補助金の対象となっている全商品が『最低価格保証』適用対象。指定された期間中、他店より値段が高かった場合、プラットフォームがクーポン券などの形で差額を返金するといった対応を行う」としている。

さらに今年の「ダブル11」に合わせて、各大手ECプラットフォームは物流の面でも工夫しており、京東は最近、3~5キロメートル以内の消費者が購入した場合、店舗から発送して、商品が1時間以内に届けられる「クイックコマース」サービスを打ち出した。

アリババグループの物流会社「菜鳥」は、「『ダブル11』にも引き続き、半日以内に家まで届けるサービスを提供する。電気製品は家まで届けて、無料の取り付けサービスも提供する。先行販売のクイックコマースサービスの場合、普段よりも早く届けることができる可能性もある」としている。

統計によると、中国ではネットショッピングが依然として消費者の間で人気の買い物の方法となっている。中国商務部が20日に公式サイトで発表した情報によると、オンライン小売販売が目に見えて消費をけん引している。1-9月期、中国のネット上では「年越し用品フェス」や国家級ネットショッピングイベント「双品網購フェス」といった一連のイベントが100回以上実施され、消費のポテンシャルが存分に引き出された。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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