拡大
デジタル技術の発展に伴い、人々の音楽を消費するルート、スタイル、シーンがより多様化している。
(1 / 2 枚)
CDからMP3へ、ダウンロードからオンライン配信へ、オフラインのコンサートからオンラインライブへ……音楽を聴くのがますます面白くなってきた。デジタル技術の発展に伴い、人々の音楽を消費するルート、スタイル、シーンがより多様化している。
【その他の写真】
デジタル技術の「翼」によって、人々は音楽消費で「クラウド」の雲間に羽ばたくことができた。中国音響映像・デジタル出版協会(CAPDA)デジタル音楽業務委員会がこのほど発表した「中国デジタル音楽産業報告(2022)」によると、2022年の中国デジタル音楽市場の全体規模は約1554億9000万元(約3兆1098億円)に達し、デジタル音楽のユーザーは約8億4800万人に達し、ネットユーザー全体の79.5%を占めた。オンライン配信、インターネットカラオケ、オンラインコンサート、ショートミュージックビデオなど、人々の音楽消費シーンがますます多様化した。
去年、琴によるカバー曲を演奏するショートミュージックビデオがネットで話題を集めた。若い中国人女性がフランス・パリのエッフェル塔の下、琴で中国語のヒット曲を演奏し、大勢の外国人観光客が足を止めて聞き入っているという動画だ。演奏する彭静旋(ポン・ジンシー)さんはフランスに留学する中国人学生であると同時に、ショート動画共有アプリ「抖音(中国版TikTok)」で970万人を超えるフォロワーを持つ音楽ブロガーでもある。
ネットを通じ、彭さんのような音楽好きが舞台の中央に踊り出るケースがますます増えている。22年、中国のショートミュージックビデオの制作数は100億本を超え、替え歌の歌唱、曲調のアレンジ、ミュージックビデオの切り取り加工など複数の種類があり、ショート動画プラットフォームで活動する音楽関係者は150万人を超え、楽器演奏のアクティブなクリエイターは25万人を超えている。
今年7月、第1回中国デジタルコンサートがオンラインで開催された。デジタルヒューマン「蘇小妹」が甘やかな曲調の古風の歌「雪中春信」を歌い、仮想現実(VR)技術が採用されて、舞台いっぱいにピンク色の雪と氷の世界が出現した。
人工知能(AI)技術がこれまでの音楽創作シーンを変えつつある。網易の丁磊(ディン・レイ)最高経営責任者(CEO)は、「今後1~2年にAIが音楽業界の標準装備になるだろう」との見方を示す。訊飛音楽の江源(ジアン・ユエン)チーフサイエンティストは、「AIの基盤モデルに備わった聴覚、視覚、認識能力が、作詞や作曲、着信動画の制作などのプロセスを効果的にサポートするようになるだろう」と話す。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
人民網日本語版
2023/6/12
中国新聞社
2022/8/28
中国新聞社
2022/8/19
Record China
2022/6/23
和華
2022/5/20
人民網日本語版
2022/4/21