技術革新で猛追する中国、ドイツにとって強力な競争相手の一つに―独メディア

Record China    2023年10月24日(火) 6時0分

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独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは22日、「技術革新で猛追する中国」とする記事を掲載した。

独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは22日、「技術革新で猛追する中国」とする記事を掲載した。

記事によると、中国は技術革新においてドイツにとって強力な競争相手の一つとなっていることが、このほど発表された研究報告で分かった。特にバイオテクノロジーや電気自動車(EV)技術の分野での中国の特許出願件数はドイツのそれをはるかに上回っている。

ケルンのドイツ経済研究所(IW)が19日発表した報告書によると、バイオテクノロジーの分野では、中国の特許出願件数は過去10年間で7倍以上に増加した。中国では世界の先頭を走ることが期待される新興企業が多数誕生している一方で、ドイツの特許出願件数は同期間に16%減少した。中国は現在の5カ年計画が終了する2025年までに、バイオテクノロジー分野でドイツを大幅に追い越すことはほぼ確実だ。IWは、10年から19年に中国が出願し、ドイツに影響を与えた特許を調査し、同報告書を発表した。

中国は自動車産業でもすでに大きな進歩を遂げ、特許出願件数は10倍以上に増加している。EV用電池メーカーの寧徳時代(CATL)やEV大手の比亜迪BYD)などの活躍により、それは特に自動車の電動パワートレインの分野で顕著だ。ドイツとは異なり、従来型(内燃機関)ドライブトレインの分野で目立った特許活動を記録していないため、構造変化の負担はまったくない。中国政府は過去数年間、研究機関やテクノロジー企業に多額の投資を行ってきた。

デジタル化特許の大部分が自動車産業からのものであるドイツとは異なり、中国のデジタル化特許の84%は電気産業からのものだ。中国は大量の特許を取得し、デジタル化技術のほぼすべての側面において、国際的な技術競争で成功するための非常に優れた基盤を備えている。半導体技術は中国のデジタル化特許全体のわずか6.1%を占めるにすぎないが、台湾の割合は32.8%で世界一だ。これは、中国の半導体における台湾への依存度も示している。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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