国務院報道弁公室は20日、2023年第3四半期（7月～9月）の工業・情報化発展状況に関する記者会見を開きました。工業・情報化部の発表によると、中国は新材料などの戦略的新興産業と未来産業を積極的に育成し、新たな質的生産力を速やかに形成し、発展の新たな原動力を強化しているということです。

近年、中国の新材料産業は発展の加速期に入りました。産業規模では、2023年1～9月、新材料産業の総生産額は5兆元（約103兆円）を超え、2桁成長を維持しました。

革新能力の面では、7か所のイノベーションセンターを設立し、35の新材料重点プラットフォームを配置・建設しました。多くの重大材料と重要材料が画期的な進展を遂げ、高温超伝導材料、ペロブスカイト太陽電池材料など多くの先端技術が登場しました。

一定規模以上の新材料企業は2万社を超え、「小さな巨人」とも呼ばれる「専精特新」企業（イノベーションの強化に向けて専門性、精巧な技術力、独自性、新規性の4点で優れた特徴を有する中小企業）は1972社に増えました。同時に、7つの国家級先進製造業群が形成され、地域経済の成長を後押しする「アクセル」となっています。

工業・情報化部は、次の段階で、重要分野における突破を加速し、民生の弱点と製造強国建設の重大な需要に焦点を絞り、産業チェーン・サプライチェーンの強じん性と安全水準を高めていく方針です。（提供/CRI）