外交部の毛寧報道官は20日の定例記者会で、上海協力機構（SCO）会議に対する中国側の期待について「会議が地域国家の安全・安定・発展により多くの支援を提供すると信じている」と述べました。

毛報道官は、「SCOは発足以来一貫して『上海精神』を遵守し、絶えずメンバー国の団結と相互信頼を増進し、さまざまな分野での協力を持続的に深め、ユーラシア大陸の安全と安定を守り、地域国家の発展と繁栄を促進するために重要な役割を果たしてきた」として、「現在、百年の変局が急速に進み、国際・地域情勢が複雑化し激変する中で、地域諸国はSCOが各国の安全と発展の利益を守るためにより大きな貢献をすることを期待している。今年7月、習近平国家主席はSCOサミットに出席し、メンバー国の首脳と多国間主義を堅持し、国際的公平と正義を守り、SCOのより緊密な運命共同体を構築することについて重要な共通認識に達し、新たな情勢の下でSCOの発展の方向性を示した」としました。

毛報道官は、「今回、李強総理がSCOメンバー国の首相会議に初めて出席する。李強総理は会議に出席する各国の首脳と7月のサミットで達した共通認識の実行をめぐって、SCO発展戦略の推進について踏み込んだ意見交換を行い、安全保障、経済貿易、相互連結、人文などの分野での協力に向けた適切な措置を制定する。会議が地域国家の安全・安定・発展により多くの支援を提供すると信じている」と述べました。（提供/CRI）