国連世界観光機関（UNWTO）は北京時間19日、ウズベキスタンのサマルカンドで開催された第25回総会で、「最高の観光村（ベスト・ツーリズム・ビレッジ、BTV）」の2023年版リストを発表しました。中国からは江西省の篁嶺村、浙江省の下姜村、甘粛省のジャガナ村、陝西省の朱家湾村が選ばれました。今年分については世界63カ国から258村の申請があり、最終的に32カ国の54村が選ばれました。中国からは2021年に浙江省の余村と安徽省の西逓村、2022年には広西チワン族自治区の大寨村、重慶市の荊竹村が選ばれており、中国にあるBTVは世界最多の8村になりました。

篁嶺村は江西省上饒市婺源県にあり、「崖に掛けられた」村と呼ばれています。同村は現在までに580年以上の歴史があり、100棟以上の明代（1368－1644年）と清代（1644－1912年）の古建築が現存します。

下姜村は浙江省杭州市淳安県にある800年以上の歴史がある村で、西湖に面しています。

ジャガナ村は甘粛省甘南チベット族自治州テウォ県にあり、平均標高は2800メートルを超えます。同村には寒冷高地草原、温帯草原、温帯落葉林の3つの植生タイプが存在します。

陝西省の朱家湾村は秦嶺の南麓にあり、「人知らぬ天然酸素バー」と呼ばれています。（提供/CRI）