中国の習近平国家主席は17日、北京市内の人民大会堂で、第3回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムに出席するため中国を訪問中のハンガリーのオルバン首相と会談しました。

習主席は会談で、「中国はハンガリーとの党の管理や国政運営に関する経験の交流を強化し、互いが選択した発展の道を断固支持し、『一帯一路』イニシアチブとハンガリーの『東方開放政策』との高度なマッチングを強め、発展のチャンスと成果を共有したい」と述べた上で、双方はハンガリー・セルビア鉄道の予定通りの開通を確保し、中国・欧州ビジネス貿易物流協力パークをしっかり運営し、越境ECの規模を拡大し、情報科学技術や新エネルギー産業の協力を拡大すべきだと示しました。

また、中国はハンガリーの良質な農産物の輸入を拡大する意向があるとして、「双方は互いの国に設立した文化センターを利用して、言語教育を奨励し、両国の伝統的友情を代々受け継ぐよう努力すべきだ」と述べました。

オルバン首相は「当面の複雑な情勢の下、中国との友好協力関係の深化に努めるというハンガリーの決意に変わりはなく、欧州連合（EU）における中国の信頼できる友人、パートナーであり続けたい」と表明しました。また、「ハンガリーはいかなるサプライチェーンの切断やデカップリング、『デリスキング』のやり方にも反対し、中国と共に貿易投資、相互連結などの分野での協力を強め、人文交流を深めていきたい。ハンガリーは引き続き中東欧諸国と中国との協力を積極的に促進し、欧中関係の健全で安定した発展を推進していきたい」と述べました。（提供/CRI）