歌手の谷村新司さんが死去したことに中国でも大きな反響が寄せられている。

報道によると、谷村さんは腸炎などのため闘病していたが、今月8日に東京都内の病院で息を引き取った。74歳だった。葬儀は近親者のみで15日に執り行われたという。

谷村さんは生前、中国での活動も活発に行い、現地の人にも愛された。中国国営の中央テレビ（CCTV）のニュースサイト・央視新聞は訃報を伝えた上で、「谷村新司さんは日本の著名な歌手で、50曲余りが中国語にも改編されている。2010年の上海万博の開会式では自身の名曲『昴-すばる-』を歌った」と紹介した。

また、中国のエンタメメディア・新浪娯楽は「谷村新司さんは生前、何度も中国を訪れてイベントを行った。代表作には『昴』『花』『浪漫鉄道』などがあり、テレサ・テン、ジャッキー・チュン（張学友）、アニタ・ムイ（梅艶芳）、レスリー・チャン（張国栄）らが楽曲をカバーした」とその影響力の大きさを伝えた。

中国のネットユーザーからは「ショックだ！74歳は高齢とはいえない。本当に惜しい。彼の音楽は本当に好き」「本当に残念」「この方は本当に尊敬に値する。殿堂級の音楽人」「大先生、どうか安らかに」「1989年のテレサ・テンとのデュエットが忘れられない」「私のお母さんが『昴』が大好きです」「今『昴』を聞いた。ご冥福をお祈りします」「また上海に来てほしかった。2018年の公演を聞きに行った時にメンバーを連れてまた来るって言ってたのに。まさか永遠の別れになるなんて（涙）」など、悼む声が多数寄せられている。（翻訳・編集/北田）