公の場から姿消した中国著名サッカー番組キャスター、五輪準備室前主任へ贈賄疑い―中国メディア

Record China    2023年10月15日(日) 21時10分

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数カ月前に公の場から姿を消した中国の著名なサッカー番組キャスターの段暄氏が、今年4月に失脚した国家体育総局オリンピック準備室前主任の劉愛傑氏に賄賂を贈った疑いが持たれている。

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数カ月前に公の場から姿を消した中国の著名なサッカー番組キャスターの段暄(ドゥアン・シュエン)氏が、今年4月に失脚した中国ローイング協会と中国カヌー協会の前主席(会長)で国家体育総局オリンピック準備室前主任の劉愛傑(リウ・アイジエ)氏に賄賂を贈った疑いが持たれている。シンガポール華字紙の聯合早報が、中国メディア・財新の14日付報道として伝えた。

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複数の消息筋によると、段氏は2018年から20年にかけて、北京冬季五輪に向けた分野などの垣根を越えた人材選考の請負業務などで利益を得るため劉氏に賄賂を贈った疑いが持たれているという。

今年51歳の段氏は、中国国営中央テレビ(CCTV)のサッカー番組「足球之夜」「天下足球」のキャスターやワールドカップ(W杯)中継の解説者として活躍。15年にCCTVを退社すると、元「中国一の富豪」王建林(ワン・ジエンリン)氏の息子、王思聡(ワン・スーツォン)氏が実質的に支配するスポーツ関連会社に入社して法定代表者兼総裁を務めていた。

段氏は4月18日の微博(ウェイボー)への投稿を最後に公の場から姿を消した。その2週間前には、中国共産党で腐敗や汚職の摘発を担う中央規律検査委員会と国家監察委員会が、劉氏を重大な規律違反や違法行為の疑いで調査していると発表していた。(翻訳・編集/柳川)


※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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