<ボイス>広島への原爆投下で「乾隆帝も愛した偉大な書は永遠に消えてしまった」―中国研究者

Record China    2014年8月6日(水) 12時33分

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6日、広島への原爆投下から69年を迎えた同日、中国の円明園を研究する団体、円明園学会学術専門委員会の劉陽委員は、原爆投下により焼失したと思われている中国の貴重な書について紹介した。資料写真。

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2014年8月6日、広島への原爆投下から69年を迎えた同日、中国の円明園を研究する団体、円明園学会学術専門委員会の劉陽(リウ・ヤン)委員は、原爆投下により焼失したと思われている中国の貴重な書について紹介した。

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劉氏は、「69年前の8月6日、米国は『リトルボーイ』を広島に投下した。当時広島に住んでいた収集家の安達万蔵氏も被ばくし、彼が所蔵していた『遊目帖』も焼失したとみられている。『遊目帖』はもともと円明園が所蔵していたが、1900年の義和団事件の際に日本に流れ、安達氏が所蔵するに至った。『遊目帖』は歴史的書家の王羲之の作品で、彼の筆遣いが最もうかがえる数少ない作品の中でも最良のものと見られていた。中国の唐、宋、元、明、清の5代にわたり受け継がれ、清代の乾隆帝も愛した書。そんな偉大な書は原爆により永遠に消えてしまったのだ」と語った。(翻訳・編集/内山

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