「一帯一路」イニシアティブ10周年国際シンポジウムが東京で開催

Record China    2023年10月13日(金) 16時20分

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「一帯一路」イニシアティブ10周年国際シンポジウムが13日、東京で開催されました。

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一帯一路」イニシアティブ10周年国際シンポジウムが13日、東京で開催されました。このシンポジウムは中華人民共和国駐日本国大使館、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)アジア太平洋総局、中国外文局アジア太平洋広報センター、一帯一路日本研究センターによって共催されました。

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中華人民共和国駐日本国特命全権大使の呉江浩氏、福田康夫元首相、日本経済団体連合会副会長の佐藤康博氏、一帯一路日本研究センター代表の進藤榮一氏、タイ・中国「一帯一路」研究センターのウイーロン主任をはじめとする日本、中国、パキスタン、スリランカ、タイ、カンボジア、ラオスなどのアジア太平洋諸国からの専門家、学者、企業家、外交使節、メディア代表など100人余りがシンポジウムに参加しました。

呉江浩大使

最初に、中華人民共和国駐日本国特命全権大使の呉江浩氏が基調演説を行い、「今年は習近平国家主席が『一帯一路』イニシアティブを提起してから10周年となります。これまでの10年で「一帯一路」共同建設は中国の提唱から国際的な実践へと移り、世界で最も広範で大規模な国際協力プラットフォームとなりました」と述べました。また、「中日両国は隣国であり、互いに協力パートナーとして第三国市場連携で地域協力の発展を推進することは高い将来性がある」とし、「日本企業は積極的に国際定期貨物列車『中欧班列』と河川と海洋の結合輸送『江海聯運』を活用し、ビジネスチャンスを開拓しています。より多くの日本企業の『一帯一路』イニシアティブをめぐるさらなる協力の推進を歓迎します」と述べました。

福田康夫元首相はあいさつの中で、「『一帯一路』イニシアティブが提唱されてから10年間の成果はこのシンポジウムのいろいろな角度からも検証されると考えられます。開放と包摂、公平と正義、調和と共存、発展と互換などの理念は人類全体の視野に立っています。その具体的な実行は『一帯一路』イニシアティブで、非常に重要な意義を持っています」と述べました。

福田康夫元首相

中国外文局の杜占元局長はビデオメッセージを寄せ、「10年前、習近平国家主席が人類運命共同体構築理念を提唱し、また古代のシルクロードから知恵を取り入れ、『一帯一路』共同建設イニシアティブを提案しました。この10年間の実践から明らかになったのは、『一帯一路』イニシアティブが沿線各国の民衆に発展と利益をもたらし、異なる文明の交流と相互学習、民心の通じ合いを強力に促進していることです」と述べました。

中国外文局の杜占元局長

中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)アジア太平洋総局の李毅総局長は中央広播電視総台を代表してあいさつし、「今年は習近平国家出席が『一帯一路』イニシアティブを提唱してから10周年です。この10年、『一帯一路』は開放的包摂、互恵・協力・ウィンウィンの国際協力プラットフォームになり、国際社会に歓迎された全世界の公共財です。中央広播電視総台のアジア太平洋地域に駐在する機関として、アジア太平洋総局はアジア太平洋地域の各国の専門家、学者およびメディア関係者と共にハイレベルの『一帯一路』を建設することを促進し、アジア太平洋運命共同体および人類運命共同体に貢献していきます」と述べました。

CMGアジア太平洋総局の李毅総局長

自民党元幹事長で日中友好議員連盟会長の二階俊博氏はビデオメッセージで「私は過去2回、習近平国家主席のご招待で『一帯一路』国際協力ハイレベルフォーラムに参加しました。『一帯一路』イニシアティブはインフレなどハード面の連携性、ルール、基準などの面の連携性、世界中の人々の心をつなぐような心の連携性の推進が極めて重要です。中国のこういった理念を共有することで世界の平和と繁栄に貢献することを期待します。今年は日中平和条約締結45周年です。永遠の隣人である日中両国は協力して発展してきました。今後の日中関係のさらなる発展をお祈りします」と述べました。

二階俊博氏

今回のシンポジウムでは、「シンクタンク視点」「アジア太平洋対話」「メディアフォーラム」の3つの分科会も開催されました。「シンクタンク観察」は「一帯一路」の国際貢献、未来の展望、第三国市場における中日協力について議論を交わしました。「アジア太平洋対話」はインフラによる相互接続、融資課題、人的交流の促進をテーマにし、中央広播電視総台アジア太平洋総局のレポーターが司会を務めました。「メディアフォーラム」は「私から見る一帯一路」をテーマにしました。

シンポジウム会場

シンポジウムでは参加者が「一帯一路」イニシアティブが提唱されてから10年間で収めた数多くの価値ある成果や国際的な貢献、そして将来への展望について、熱心に議論を展開しました。政治、経済貿易、国境を越えた輸送、デジタル経済、社会文化など、多角的な視点から「一帯一路」国際協力の深化に向けて積極的に提案しました。参加者は、「一帯一路」イニシアティブが世界各国に共同の発展の機会を提供し、開放的で包摂的な「一帯一路」イニシアティブが各国の政策対話の促進、対立と摩擦の解消、世界経済の再生に新たな活力を注入すると信じています。

中央広播電視総台は中国外文局アジア太平洋広報センター、一帯一路日本研究センター、タイ・中国「一帯一路」研究センターと共同で「一帯一路」アジア太平洋メディアシンクタンク連盟を創立し、覚書を締結しました。

展示ブース

会場では展示ブースを設け、「シルクロード」「下南洋」「イノベーション中国」「空撮中国」「征程」「故宮」などの中央広播電視総台制作の優れた作品や「春晩」などのクリエイティブ文化製品が展示されました。(編集/藤井)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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