韓国旅行中にガイドからののしられる高齢者の映像が中国で波紋、「永遠にさよならだ、韓国」と怒りの声

Record Korea    2023年10月12日(木) 17時0分

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12日、韓国・中央日報は「韓国旅行中にガイドから暴言を吐かれる高齢者の映像が中国のSNSで波紋を呼んだ」と伝えた。写真は韓国。

2023年10月12日、韓国・中央日報は「韓国旅行中にガイドから暴言を吐かれる高齢者の映像が中国のSNSで波紋を呼んだ」と伝えた。

記事によると、台湾テレビ局TVBSは8月、韓国の釜山を旅行で訪れた台湾人観光客の体験談として、「旅行中にガイドにあおられ、ツアー参加者の13人全員が3万7000台湾ドル(約17万円)分の朝鮮人参を購入させられた」「その次に訪れた肝臓の薬(ケンポナシの健康食品)を販売する店でも、ガイドが提示した目標値の15瓶(約12万5000円)を購入させられた」「店員は(ツアー参加者が)店の外に出られないよう出入り口をふさいでいた」などと伝えた。

また、9月には中国のSNS上に韓国旅行中の観光客がガイドと口論する場面が収められた映像が投稿された。映像には、韓国のガイドが「買わないなら車から降りろ」と声を荒らげる様子が映っている。これに観光客が「必ず買わなければならないのか」と抗議すると、ガイドは「ショッピングツアーに参加したのだから当然買わなければならない」と答えている。その後も口論は続き、ガイドが韓国語で暴言を吐く場面も見られる。映像の最後では、自身を70歳と紹介する中国人観光客が「韓国のガイドがここまで低レベルだとは思わなかった」「永遠にさよならだ、韓国」と話している。

記事は「韓国を訪れた外国人が買い物の強要をめぐりもめるのは、実は珍しいことではない」とし、「外国人団体観光客は航空チケットほどの費用で韓国パッケージツアーに参加し、主に無料観光地を急ぎ足で回った後にショッピングセンターと免税店をいくつか訪れる」「旅行会社とガイドはここでの購入金額に合わせて支払われる手数料で赤字を埋めているため、旅行契約書に『買い物の義務はない』と書かれているにもかかわらず、執拗に買い物を強要する」と説明している。

また、「こうした格安ダンピング(不当廉価)観光は特に、中国の団体観光において横行している」とし、「最も大きな原因は、韓国の旅行会社間の競争過熱だ」と伝えている。

イ・フン漢陽大観光学部教授は「大事故に発展する前に中国の観光市場の問題を政府が把握し、データを集めるべきだ」とし、「中国の消費者が良質な商品を選択できるよう基準を提示することも重要」と話したという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「国の恥さらし。この問題は数十年前から指摘されているが、今もそのまま」「日本を団体ツアーで訪れた人は分かると思うけど、日本で買い物を強要されることはまずない」「商品を押し売りしてコミッションをもらうのではなく、いっそ旅行商品の販売価格を上げたほうがいい」などの声が上がっている。

一方で「格安ツアーにはそうせざるを得ない構造的問題がある。それを知って参加するべきだ」と主張する声や、「韓国人ガイドがそんなことをするとは思えない」「中国人ガイド、中国の旅行会社なのでは?」などと指摘する声も見られた。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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