第6回輸入博の新たな注目点は?画期的な技術・新製品が続々登場―中国

人民網日本語版    2023年10月12日(木) 16時30分

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第6回輸入博は見所が非常に多くあり、自動車や技術装備から食品、農産物に至るまで、世界初・アジア初・中国初となる新製品が数多く登場するという。

第6回中国国際輸入博覧会(輸入博)が11月に上海市で開催される。運営を担当する中国国際輸入博覧局によると、今回の博覧会は見所が非常に多くあり、自動車や技術装備から食品、農産物に至るまで、世界初・アジア初・中国初となる新製品が数多く登場するという。

第6回輸入博の食品・農産物展示エリアの責任者を務める応健(イン・ジエン)氏は、「中国とエクアドルなどの国との間で自由貿易協定(FTA)が締結されたことにより、多くの国の農産物が輸入博を通じて中国市場に入るようになる。食品・農産物関連の海外の政府系機関50近くが、海外の中小企業を組織して中国を訪れ輸入博に出展する予定で、その数は歴代最多を更新するだろう」と説明した。

応氏によると、こうした中小企業がビジネスチャンスをつかみ、取り引きを成立させるため、今回は食品エリアに初めて約500平方メートル規模の「中小企業貿易マッチングエリア」を設置し、中国国内のEC、スーパー、飲食といったルートの専門のバイヤーを招待し、出展する中小企業と貿易のビジネスマッチングを直接行うよう働きかける。

一部の食品メーカーも手ぐすねを引いて待ち構えており、博覧会で食品業界の画期的な技術をお披露目する予定だ。応氏は、「博覧会の食品展示エリアに自社の『データ専門家プラットフォームシステム』を出展する食品会社がある。このシステムは世界最先端の技術を利用して養豚場の運営状況をリアルタイムで管理・分析することができるほか、自動的に豚の健康状態を分析して飼料の配合を最適化することもでき、チェーン全体にわたる栄養管理が実現するというものだ。また、米国の企業で自社のスマート工場の模型を食品展示エリアに持ち込むところもある。市場のニーズやフロントエンドでの調達などを自動的に判断して、二酸化炭素(CO2)の排出量を削減することが可能だ」と明かした。

これまでの博覧会で人気があった自動車展示エリアは、今回は「新製品ラッシュ」を迎える予定だ。米国の国宝級スーパーカーと言えるコルベットの初のハイブリット車、シェブロンの電動ピックアップトラックなど複数の車種が中国で初めて公開される。今回の自動車展示エリア責任者の田国壮(ティエン・グオジュアン)氏は、「今年の自動車展示エリアは計画では約3万平方メートルに上り、これまでに世界の有名自動車メーカー40社以上が出展を申し込んだ。その中には世界のトップ500社に入るメーカーも20社以上あり、割合は50%を超える。注目されるのは、完成車展示ブロックでは、新エネルギー自動車の割合が70%前後に達することだ。これまでは約50%にとどまっていた」と説明した。

田氏は、「今回は完成車メーカー以外にも、自動車産業の川上から川下に至るサプライチェーンの最新の製品・技術が非常に多く登場する」と明らかにした。

また、今回は技術装備展示エリアで、デジタル・インダストリアル、グリーン・低炭素、集積回路(IC)、人工知能(AI)の4大テーマを巡り、37の国・地域の企業200社以上が先端設備と画期的な技術を披露する。

技術装備展示エリア責任者の田野(ティエン・イエ)氏は、「(今回の技術装備展示エリアで)最も大きいのは低炭素の展示ブロックで、低炭素展示ブロックで最も目を引くのは新材料になる。今年出展する新材料メーカー10数社は世界的に有名な企業ばかりだ。新材料メーカーは中国市場に非常に注目しており、中国政府も新材料に非常に注目する。多くの企業が自社の最新の製品を輸入博に出展することになる」と述べた。

注目されるのは、今年の輸入博は高品質と高水準という点にも焦点を当てていることで、自動車産業ハイレベルフォーラムが4回行われるだけでなく、食品・農産物業界で種苗業発展フォーラム、貿易円滑化国際フォーラム、輸入食品の業界サミット、肉製品類大会、乳製品大会などが行われ、業界の主管当局や専門家・学者、業界の大物が参加して、それぞれの分野のフォーラムで優れた考えを分かち合うことが期待される。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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