自動車旅行プラットフォームの「租租車」が7日に発表した「2023年国慶節連休期間グローバル自動車旅行報告」によると、今年の中秋節（旧暦8月15日、今年は9月29日）と国慶節（建国記念日、10月1日）に合わせた9月29日から10月6日までの8連休に、中国国内の自動車旅行の予約が前年同期比120％増加し、海外自動車旅行の予約はなんと同3980％増加となり、「メーデー」（5月1日）連休の7倍になった。羊城晩報が伝えた。

同報告によると、8連休に人気の高かった国内旅行目的地都市のランキングで、広州がウルムチと成都に次いで3位になった。こうした人気都市だけでなく、「逆張り旅行」を好む人も多く、イリ、宜賓、陵水、アクス、チチハル、莆田、連雲港、張掖、赤峰、普洱なども観光客が急増した。

海外の状況を見ると、人気の目的地都市はメルボルン、オークランド、バンコク、クライストチャーチ、ドバイ、ロンドン、ロサンゼルス、シドニー、プーケット、ミラノだった。ニッチ市場のポテンシャルを秘めた都市も中国人観光客の間で人気を集め、ケプラビーク（アイスランド）、ベルゲン（ノルウェー）、トビリシ（ジョージア）、カイセリ（トルコ）、エヴェネス（ノルウェー）などが人気だった。

今年の国慶節前後の連休は8日間と長かったことから、観光客の旅行日数と移動距離はより長くなり、中国国内のレンタカーの平均利用期間も前年比で0．62日長くなり、海外でのレンタカー平均利用期間も同0．51日長くなった。中でも仲間と連れだって出かける「バディ旅行」がトレンドになったことは注目に値する。友人と約束して女性同士や男性同士で旅行に行ったり、親戚も一緒にファミリー旅行に行けば、旅行の楽しみを分かち合えると同時に費用も折半できる。8連休中、SUV/MPVのレンタカーを借りる人が目に見えて増加し、SUVは同62．4％増、MPVは同64．3％増だった。同プラットフォームの関係責任者は、「レンタカーを利用する多くの人にしてみれば、SUVやMPVを借りれば広々とした空間を楽しめる上、友人を1人多く乗せて費用を分担してもらい、旅費を抑えることもできる」としている。（提供/人民網日本語版・編集/KS）