観光産業でも“日韓戦”始まる、勝者は?=韓国ネット「違いすぎて比較にならない」

Record Korea    2023年10月9日(月) 6時30分

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6日、韓国メディア・韓国経済は「幕が上がった観光韓日戦、観光産業でも韓国と日本は宿命のライバル」だと伝えた。韓国

2023年10月6日、韓国メディア・韓国経済は「幕が上がった観光韓日戦、観光産業でも韓国と日本は宿命のライバル」だと伝えた。

記事は「残念ながら観光韓日戦で韓国は苦戦を免れずにいる」と伝えている。19年に日本を訪れた外国人観光客数は3188万人で、韓国(1750万人)の2倍以上となっている。韓国観光公社が19年に韓国を訪れた外国人観光客を対象に実施したアンケート調査によると、訪問先として韓国と比較した国は日本が54.3%で最も多かった。タイが9.1%、中国が7.3%と続いた。「最終的に韓国だけを訪問した」人が93.7%で圧倒的だが、「他の国も訪問した」と回答した人のうち、「韓国に来る前に日本を訪問した」という人は39.7%に上った。

21年に世界経済フォーラム(WEF)が発表した「旅行・観光開発指数レポート」で、日本は1位を獲得したが、韓国は15位にとどまっている。

韓国を訪れる外国人観光客より、海外に行く韓国人観光客のほうが多く、その結果、韓国の旅行収支は2000年以降、22年連続で赤字を計上している。17年には147億ドル(約2兆1953億円)の赤字を記録した。一方、万年赤字だった日本の旅行収支は15年に53年ぶりで黒字に転換。19年には2兆7023億円の黒字とするなど、8年連続で旅行収支黒字を維持している。

観光産業の暗黒期だったコロナ以降の成績も、韓国は日本に後れを取っている。今年7月に韓国を訪れた外国人観光客は103万人で、19年の71%水準まで回復した。同月に日本を訪れた外国人観光客は232万人で、19年の77.6%まで回復している。日本のノービザ入国再開が昨年10月、ワクチン接種証明など入国規制の完全撤廃が今年5月で、これらを考慮すると、「とんでもない回復速度」だと記事は評している。

日本の今年1~3月期の旅行収支は7408億円の黒字で、昨年10~12月期(5258億円)より改善された。同期間、韓国の旅行収支は23億ドルの赤字から32億4000万ドルの赤字に悪化している。韓国銀行は「外国人観光客の訪問が日本と同じ速度で回復すれば、経済成長率が0.12ポイント上昇する」と分析している。

しかし、「現実は反対に、韓国人観光客が日本の経済成長を支えている」状況だという。18年には754万人の韓国人観光客が日本を訪れた。2位、3位の中国(435万人)とベトナム(429万人)の合計と同水準だ。また、今年8月18日までに日本を訪問した外国人観光客864万人のうち、約3分の1に達する258万人が韓国人だった。2位の台湾(138万人)の2倍に達する。外国人観光客の消費は今年4~6月期、日本のGDPを0.2ポイント上昇させたという。

さらに、日本を2回以上訪れる韓国人の割合はかなりのものだという。19年、日本を訪れた韓国人観光客のうち「今回が初訪問」と答えた人は38.1%にとどまった。韓国人観光客3人のうち2人は、日本を2回以上訪れていることになる。日本を10回以上訪れているという人も11.9%に達した。「(日本に)行ったことがない人はいても、1回しか行ってない人はいない」という言葉もあるほどだ。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「韓国はK-カルチャー以外に何も見るものがない」「韓国と日本では観光資源の規模からして違いすぎて比較にならない。それでも観光客数が日本の半分ほどあるのは、K-POPのおかげだ」「物価は高いし、見どころも楽しい体験もグルメもない」「韓国に日本を代替できるほどの素材が何かあるか?観光地、自然景観、日本には勝てない」「韓国の観光地は、まず『今もうかりさえすればいい』というぼったくり根性を直せ」「仁川空港からソウル市内に行くタクシーは運転が荒い。たばこを吸う運転手が多い。ぼったくる。韓国観光のスタートからしてそんななのに、また来たいと思う?」「日本は近いし、人が親切で、とにかくもう一度行きたくなる国だ」などの声が寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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