2023年10月5日、中国メディアの頭条新聞は、中国江蘇省徐州市でブライダル会社が設営した結婚式会場の備品が一夜にしてなくなり、現地住民が盗んだ疑いがあるとして警察が捜査を進めていることを報じた。

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報道によると、ブライダル会社の責任者がこのほど「設営した結婚式の会場が一晩のうちに何もなくなっていた」とネット上で告発した。この責任者は取材に対して「10月2日の夜に設営を開始して、3日未明に作業を終えた。そして同日朝に現場を訪れた所、会場が空っぽになっていた」と語るとともに、複数の関係者から「近隣の民家からなくなった道具や設備が一部見つかった」との情報が得られたことを明かしたという。

結婚式は急ごしらえの簡単な会場でつつがなく執り行われたとのことで、ブライダル会社から通報を受けた警察当局が捜査を進めている。

この件は中国のSNS・微博（ウェイボー）で大きな注目を集め、トレンドワードランキングで一時1位となった。中国のネットユーザーは「これこそ、うそ偽りのない真実の農村」「これこそ自分が故郷の村に帰りたくない理由。他人と財産をやたらと比べたがり、モラルの向上などみじんも感じられない」「私は徐州人。認めたくないが、これは日常茶飯事」「純朴さなどもはや今の農村を形容する言葉としてふさわしくない」といった感想を残している。

また、河南省南陽市で国慶節連休中に開かれた音楽フェスで現地住民が来場者のテントから物品を盗むトラブルが多発したことに絡めて「モラルがないのは河南省だけではなかった」「これも河南省でのトラブルだったら、河南省がますます悪く言われるところだった」といったコメントを書き込むユーザーも多く見られた。（翻訳・編集/川尻）