日本の小中学校で昨年約30万人が不登校、いじめが大きな原因の一つ―シンガポールメディア

Record China    2023年10月9日(月) 8時0分

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シンガポール華字紙の聯合早報は4日、日本について「小中学校で昨年約30万人が不登校、いじめが大きな原因の一つ」とする記事を掲載した。資料写真。

シンガポール華字紙の聯合早報は4日、日本について「小中学校で昨年約30万人が不登校、いじめが大きな原因の一つ」とする記事を掲載した。

記事はまず、「日本の学校では不登校問題が深刻で、昨年は30万人近くの小中学生がプレッシャーに耐えられずに不登校になったと報告された。専門家によると、大きな原因の一つはいじめで、これは学校だけでは解決できない問題であり、家庭や学校の他に特別な団体を設立する必要がある」と報じた。

記事は、2022年度の文部科学省の調査によると、小中学校で30日以上欠席した不登校の児童生徒は29万9048人で、21年度から5万4108人増えて過去最多を更新したこと、内訳は小学生が10万5112人、中学生が19万3936人だったことを紹介した。

また、小中高校などで認知されたいじめは21年度比6万6597件増の68万1948件とこちらも過去最多で、うち小学校が55万1944件、中学校が11万1404件だったことも取り上げた。

さらに、小中高校から報告があった自殺者は計411人で過去2番目の水準だったこと、うち高校生が269人で半分以上を占めたことにも触れた。

不登校の理由については、「先生が怖かった」「身体の不調」「いやがらせやいじめがあった」など多岐にわたっているとした。

そして、盛山正仁文科相が「学校内外の専門機関等で相談・支援を受けていない小中学生が約11万4000人に上るなど引き続き喫緊の課題となっている」とコメントしたことを紹介した。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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