突如現れた「葬送のフリーレン」は秋アニメの覇権を取れるのか?―台湾メディア

Record China    2023年10月7日(土) 20時0分

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2日、台湾のACG(アニメ、コミック、ゲーム)ポータルサイト・巴哈姆特(バハムート)にて、「葬送のフリーレン」を批評する文章が掲載された。

2023年10月2日、台湾のACG(アニメ、コミック、ゲーム)ポータルサイト・巴哈姆特(バハムート)に「葬送のフリーレン」について論評する文章が掲載された。

文章は、「シリーズ累計売上800万部を超え、週刊少年サンデーの新世代の柱とされたファンタジー漫画『葬送のフリーレン』のテレビアニメが、ついに本格的にスタートした」とし、「同作は山田鐘人氏が原作、アベツカサ氏作画によるもので、20年に初めて発売された時から好評を博しており、その繊細な感情の演出や感動的な物語は、異世界ものであふれた昨今、明らかに他と一線を画している」と紹介した。

そして、「人間と魔族の長い争いの中で、勇者ヒンメル、戦士アイゼン、僧侶ハイター、そして魔法使いフリーレンは、10年奮闘した後に魔王に勝利。勝利の祭りでは、50年に1度降るという『半世紀(エーラ)流星』を見た4人は再び50年後にそれを見ようと約束した。人間にとっては事実上、生涯の別れかもしれないが、口先だけの約束だったフリーレンは、その約束の後、仲間と離れた。50年後、約束を果たそうとした時、ヒンメルらはすでに老い、流星を見た直後にヒンメルは逝去。フリーレンはようやく人間の命の短さを直視し始め、ヒンメルのことを知り、涙を流した。二度と同じことを経験しないように、人間をもっと知るために、フリーレンは再び旅に出ることにした。同作は、勇者が死んだ後、フリーレンが新しい仲間と出会い、命の意味を考える冒険の過程を描いている」とあらすじを説明した。

また、「同作の制作はMADHOUSE(マッドハウス)が手がけ、『ぼっち・ざ・ろっく!』の監督を務めた斎藤圭一郎氏も監督として参加。すでに素晴らしい制作陣であるが、同制作会社の顔ともいうべき川尻善昭氏らも絵コンテを担当しているほか、旬のYOASOBIがオープニング主題歌を担当している」と紹介した上で、「原作が素晴らしいので、アニメ化への期待が高すぎるのではないかと心配していたが、アニメーションの表現はとてもよく、言葉がすぐに出てこなかった。シーンにあったBGM、滑らかな作画は細部まで素晴らしく、原作最大の泣ける戦闘シーンはアニメでも色彩豊かだ。コマ割りは基本的に原作通りだが、作品全体の雰囲気や演出も十分に力が入っている。個人的にはYOASOBIの楽曲の雰囲気と同作は親和性にやや欠けると思っているが、全体的に長所が短所を上回っており、優れた改編作品だ」と評した。

さらに、声優キャストにも言及し、「『魔法使いの嫁』などで活躍する種崎敦美が主役を務めるほか、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』で大好評を博した市ノ瀬加那や小林千晃らも出演。種崎は少女役への造詣もあり、フリーレンの年齢と感情の起伏のなさを表すためか、普段の少女声よりもやや大人っぽい声となっている。その試みは意外にもよく、泣けるシーンと感情的なシーンにマッチしており、普段の少女声よりもはるかに良い」と称賛した。

一方、作品の魅力について「同作はファンタジー作品では避けられない“(キャラクターの)寿命”に焦点を当てていることがその魅力の半分を占めている。その他作品では悲劇色が濃くて物語の主軸になりにくいことが多かったが、本作は主人公の人間性を昇華させ、いいテーマとなっている」と指摘。「同作がアニメ化されてから最も明らかに変わったのは、ロードムービーらしさが増した点だと思っている。アニメ版は原作漫画と同じように比較的遅いテンポでフリーレンの旅を描いているが、BGMとアニメーションが加わることで、起伏は激しくないものの、哲学的な領域にまで昇華したかのようだ。原作の演出でさえ、アニメ版でカットされている点はロードムービーのような雰囲気があり、フリーレンたちと一緒に旅を進めているような気がする。まるで『キノの旅』と同じような感覚だ。もしこのような作品が好きなら、同作で失望することはないだろう」と述べた。

文章は、「『葬送のフリーレン』は今回のアニメ化で明らかに優遇されている。今期秋アニメの覇権を取るとまでは確信が持てないが、映画レベルのBGMや優秀な原作をもって言えば、他の劇場版アニメでも敵う相手はいないと信じている」と論じた。(翻訳・編集/柳朱音

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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